2016年10月23日日曜日

葛飾北斎の新たな西洋画の遠近法などの特徴がみられる絵画がオランダの博物館が所蔵していた。
















オランダのライデン国立民族学博物館に所蔵され、作者不明とされてきた絵画6枚の作者が、葛飾北斎だったことが同館の調査で分かった。日本に西洋医学を伝えたドイツ人医師、シーボルトが持ち帰りオランダのライデン国立民族学博物館が所蔵していた絵画6枚が、江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎(1760〜1849)の肉筆画であることが、同博物館の調査で分かった。















6枚は江戸の街並みを描いた風景画。タイトルはないが、和紙に「日本橋」「両国橋」「品川」などを題材に川や人々や橋が描かれた。空を大胆に取り入れた構図などに西洋画の特色が表れている。日本人画家は浮世絵とか水墨画みたいな絵しか描けなかったのではなく、世間に受ける画風が浮世絵だったのか?















長らく作者不明とされてきたが、同美術館の北斎を研究するチームがシーボルトの子孫に確認したところ、北斎の作品である可能性が高いことがわかった。シーボルトが残した記録には、1826年に江戸に上った際「上手な絵師と会った」という記述があり、この際に北斎から絵画を受け取ったとみられる。















北斎研究で知られるライデン国立民族学博物館のマティ・フォラーシニア研究員などのチームが、シーボルトの子孫が所蔵していた目録と照らし合わせたところ、「北斎が我々のスタイルで描いたもの」という記述が見つかり、北斎の作品である可能性が高いことがわかった。















西洋画の遠近法などの特徴がみられ、フォラー氏は「北斎が西洋の技法をよく理解していたことが分かる。非常に画期的だ」と話している。















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