2015年6月13日土曜日

「Interop Tokyo 2015」の基調講演はホリエモンのIoT未来論「仕事の無人化は進むけど、怯える必要はない」

「Interop Tokyo 2015」の基調講演は堀江貴文氏。講演タイトルは「IoTで世の中が変わるのか!?」。ホリエモンはIoTの本質をどう捉え、IoTにより未来がどう変わっていくと見通しているのだろうか。「既存の仕事の大半は自動化され、人は要らなくなるが、それでいい。僕は、人はもっと遊んでいいと思っている」と語った。

「食料も住まいも、すべてが無料になる時代」という大胆な仮説だが、そうは言われても、「自分が今までやっていた仕事がなくなるかもしれない」と思えば、普通の人は怯える。だが、こうした従来の常識も、スマートフォン革命やIoT革命は覆していく可能性があるという。

「農業生産のコストは劇的に下がっていく。また、フランスでは食料の廃棄が禁止された。もしかしたらグーグルは将来、広告モデルで食べ物を無料で配るようになるかもしれない」また、住まいについても、自宅などを宿泊施設として貸し出せるWebサービス「Airbnb」のケースを挙げたうえで、「シェアエコノミーを超えて、無料で貸してくれる人もいるかもしれない」とした。















IoTにより、様々なモノやコトのコストが劇的に下がっていくことで、「ぜいたくを言わなければ、すべてが無料になる時代がやってくるかもしれない」というのだ。

なお、こうした新しい時代を迎えるうえで、ハードルの1つになるのが人々の「倫理観」だ。IoTによって「今まで人手で行っていた仕事がなくなる」「人はもっと楽すればいい」ということに抵抗感を持つ人は当然少なくないからだ。産業革命の時に同じような議論が起こったことを思い出す。















猪子寿之さんが、変わりゆくメディア環境のなか「ビジネスは、すべてがテクノロジーとなり、そして、すべてがアートであった時のみ、生き残っていく」という言葉にヒントがあるかもしれない。

産業革命は、18世紀半ばから19世紀にかけて起こった機械工業の導入による産業の変革と、それに伴う社会構造の変革のことだ。経済史において、一人あたりGDPが産業革命以降極端に増加を始めた。初期の頃は工業機械を「汚い手」と呼び「人手で行っていた仕事がなくなる」ことの不安を訴えていたが、新しい産業を生み出し社会はそうはならなかった。
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20150610005088.html
http://businessnetwork.jp/tabid/65/artid/4025/page/4/Default.aspx


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