2014年5月29日木曜日

毎日デザイン賞に、デザインをしないデザイナーのナガオカケンメイさんが選ばれた。彼の主張はデザインの大量生産への疑問とデザインのサスティナビリティーなのではないのか?

デザインの全分野で、この1年間の最も優れた成果を顕彰する「2013毎日デザイン賞」受賞したのは、皮肉にもデザインをこれ以上増やす必要は無いと考えているデザイナーのナガオカケンメイ氏だった。

















デザイナー、プロデューサー、そして経営者と、様々な顔を持つナガオカケンメイさんだが彼の行動のデザインを成立させるためにはそうなのは必然だろう。あまりにも多岐にわたる活動のため、今日は彼がロングライフデザインを追求する『60VISION』の話に限定した。

『60VISION』は流行に左右されない普遍的な定番商品を作る老舗メーカーとともに、ロングセラーマーケットを開拓し育成するプロジェクト。ある時代はたくさん存在していたのに、現在はどこを探しても見つからないモノ、皆の記憶に刻まれているのになくなってしまうモノ。

















『60VISION』は、1960年代にはその価値を見出されなかったものばかりだ。それらの商品への愛情と共に、もうこれ以上デザインを増やす必要ないでしょうという声にも聞こえる。あるいはデザインの大量生産に疑問を呈しているようにも聞こえる。

















ナガオカケンメイ氏モノを大量に売るために大量のデザインを必要としてきた時代の終焉かもしれない。彼の主張はデザインのサスティナビリティーなのではないか。
記事ソース、一部転載は http://www.japandesign.ne.jp/opinion/nagaoka/


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