2019年1月15日火曜日

大阪メトロ15地下鉄駅の大規模改装案に「デザインが悪趣味だ」として釈明に追い込まれた。














大阪メトロ15地下鉄駅の大規模改装案に「悪趣味だ」として、2万人の反対署名に大阪メトロが釈明に追い込まれた。 大阪メトロが発表した地下鉄駅の改装デザイン案に対し、SNSなどで「悪趣味だ」などとする反対署名が相次ぎ、同社はホームページに釈明のコメントを掲載した。「デザイン案を具体化していく過程で、お客さま・地域の皆様の意見もしっかり聴く」としている。













SNSという匿名のデザイン評論家が現れ公共デザイン評価に参加できるようになったことの是非は、ともあれ、この流れは簡単には変わらないだろう。大阪メトロは「反響が大きかった。多くの人に賛同してもらえるデザインにしたい」と話しているが、多くの人が賛同するデザインが常に良いとは限らない。













パリのエッフェル塔のデザインをめぐる論争を思い出す。当時の感覚では、あまりに奇抜な外見のため、建設当時は賛否両論に分かれた。1887年2月には、建設反対派の芸術家たちが連名で陳情書を提出している。しかし、今ではエッフェル塔はパリを象徴する一番の建築アイコンになった。
                            
































これらの流れは佐野研二郎さんの、2020年オリンピック東京大会・パラリンピック東京大会の公式エンブレムに選出されたが、その選出過程や応募作のオリジナリティの有無が物議を醸し、ついに組織委員会はエンブレム使用の中止を決めた時も専門家ではなく、一般のSNSでの大量のコメントが結果を支配したことから始まった流れだ。

https://mainichi.jp/articles/20181227/k00/00m/040/206000c

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