2016年2月20日土曜日

最近人工知能ブームのようだ。あらゆる業種に人工知能が入り込んでいる。イタンジは、ITを使って不動産業界に革新をもたらすことを目的として設立された会社だ。

最近人工知能ブームのようだ。あらゆる業種に人工知能が入り込んでいる。人工知能というとなぜか?セクシーに聞こえる。イタンジ社の事例は、人工知能を使って不動産業界に参入したことだ。特に興味深いのは人工知能による売物件価格査定、配信サービス「Value」という不動産投資者向け売物件情報配信サービスだ。















人工知能で市場に流通している物件価格を分析し、厳選された投資価値の高い物件を毎日メールで配信する。配信物件と類似している物件の過去25年分の成約データの比較グラフや人工知能で賃料と10年後の売却価格を予測し収支表も提供。それを基に投資金額に対するリターンをすぐに確認することが出来るという。

この使われ方は知的エージェント(AI)が環境を知覚し、成功の確率を最大化する行動をとるという特徴を使おうとしていることだ。この定義によれば、特定の問題を解く単純なプログラムも「知的エージェント」でありイタンジ社のような企業も知的エージェントだ。http://itandi.co.jp/















この情報を聞いてwikipediaで調べてみると人工知能にはこれまで二回のブームがあった。「人工知能」という名前は1956年にダートマス会議でジョン・マッカーシーにより命名された。そのことを切っ掛けにしておきた第一次ブーム。

第二次ブームがおきた1981年、日本の通商産業省が570億円をかけた第五世代コンピュータプロジェクトを開始したことがきっかけになった。自然言語での人間との対話、機械翻訳、画像認識、人間のような推論など、様々な目標を実現するプログラムとマシンを構築することが目的となったのだ。

今回の第三次ブームの要は「ディープラーニング」だろう。90年代になり知的エージェントが現代的形態に到達するのはジューディア・パールやアレン・ニューウェルといった研究者がAI研究に「決定理論や経済学の概念」を持ち込んで以降である。経済学における合理的エージェントの定義と計算機科学におけるモジュールの定義が出会い、知的エージェントのパラダイムが完成した。


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