2010年9月28日火曜日

ヘリオスはソーラーパネル自身が幅75mの翼


このヘリオス(Helios)を写真で見たときに、あることを思い出した。

それはまだ小学生の頃、小型エンジンを乗せた飛行機を自分で設計したくなって
Uコン、ラジコンの専門誌に出ていた、
その道のプロの先生に設計の方法を知りたくて質問の手紙を出した。
ものすごく丁寧な何十枚もの便箋に絵と文字で書かれた設計方法を送って頂いた。

その中で翼の面積を設計するときに、平方根(ルート)を使った計算が必要だとわかり、
まだ教育課程に入っていなかった平方根を自分で学習したことを思い出した。

ヘリオスはソーラーパネル自身が幅75mの翼になっていることから、デザイン的には極めてシンプルで、
それに風車(かざぐるま)のような、十四個のモーターで動くプロペラがのどかで、
エコロジカル・デザインの典型になっている。

NASAが開発中の、太陽光発電で稼動し高度3万mまで上昇し、6か月間飛び続けることができる。

この無人プロペラ機ヘリオス試験機は試験飛行中に残念ながら20036月に墜落した。
このHelios計画では、太陽電池と燃料電池の組み合わせで昼夜関係なく飛行することによって、
偵察機また次世代データ通信網としての利用が想定されていた。

費用が比較的安く、しかも無公害飛行機ということで商業使用が見込まれていた。
高高度から地球の観測や無線通信の中継などが可能で、
気象観測や火山の爆発、地震が発生したさいの情報収集などに利用されることが考えられる。
(この記事はヤフーブログで書いたモノを加筆修正しています)

3 件のコメント:

  1. http://www.ecool.jp/foreign/2010/09/darpa25-926.html
    に受け継がれるんですね。

    平方根の計算を先生がしていたころ、自分は電卓で√キーを押しまくると最後には1になる!!と喜んでいました。

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  2. kunioさん、初コメントありがとう!ははは、、、そうですね。今や電卓ですよね。僕の時代は、せいぜい計算尺でしたね。

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