2018年4月22日日曜日

消えた通貨、消えたATM、中国でデジタライゼーションが起こす個人情報のオープン化が加速!

このところ私の顧問就任が続いた。それらの企業の大半はUXユーザーエクペリエンス関連の企業だ。その中の一社beBitのChina business Tripのために、この土日を使って上海のAlipay WeChatpayの実証実験に行ってきた。
















メディアや友人を通して聞いていたものの、この数年間に起きた中国のデジタル化の波は、私にとっても強烈なインパクトだった。日常生活で通貨を使うことはなく、早急にATMも無くなるだろう。中国は米国や日本とは、全く違う独自のデジタル化の道を進めている。

その一つはキャッシュレスによる個人情報のオープン化だ。キャッシュレス社会というのは、すべてのユーザ(国民)のあらゆる行動はデジタル通貨の使用のたびに記録される。日本にも起きうる「デジタルが起こす社会変革だ。」同時に監視社会の完成だ。












デジタルオーバーラッピングにより、O2OからOMO(Online Merges Offline)の世界に。体験向上→ビッグデータ取得→接点への還元のループが回るエクスペリエンス競争社会に社会インフラや行動規範が生まれ、貢献型顧客志向社会が創造される。

Online Merges Offlineつまり全ての顧客のタッチポイントをOnlineの考え方で再構成する。
•UXを重要視した設計•“高頻度”に接点を確保するシナリオ設計•ビッグデータの収集/活用
•プロダクト・サービスの継続改善 など。(bebit資料より)

 残念ながら、今や中国は日本より進んだデジタル先進国になった。日本でも到来しうるデジタライゼーションの未来の可能性を見ながら、デジタル時代のビジネスのあり方を見てきた。








世界で経済レベルで一番デジタル化が進んだのが中国上海だ。都市部では全員が使っていると言って良いほどに普及しきったモバイル決済。APPのQRコードで支払えるキャッシュレス社会が成立している。DocomoとAlibabaが日本でのQRコードペイメント進出をアナウンスした。日本でも近くキャッシュレス社会が到来する可能性がある。

ペイパルに近いサードパーティのオンライン決済システム。銀行口座から各モバイルペイメント機能にお金を補充し、そこからお金を引き落とす仕組み(エスクロー)。Apple PayやLINE Payと大きく変わらない為、仕組み上の特異性は大きくないが、生活インフラへの展開やオフライン店舗への普及により、露天商でさえ誰もが使うサービスになった。
http://www.bebit.co.jp/






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