2018年5月2日水曜日

シュールやへたうまというありふれた言葉で説明がつかない魅力を持つイラストレーターKeigoの初めての書籍「ケイゴ式」がつい先日発売された。

























先日、出版社から私に新刊本の帯文を書いて欲しいと連絡があった。なぜ私なのか?と聞いてみると数回投稿したKeigoさんに私のブログを通して関心を持ち本になったそうだ。つまり意図せず出版社と作家の橋渡しをしたことになった。このあたりはSNS社会の面白いところだ。ちなみにKeigoさんとも出版社とも、まだお目にかかっていない。
























脱力系、ユルい、なんだか癒される等々、彼のインスタには毎回多くのコメントが寄せられる。ヒトや動物のコミカルな一面、あり得ない設定なのになぜか笑える。身近に絶対にいないキャラクターたちなのになぜか親近感が湧く。Keigoの描くイラストには不思議な力がある。
























顔を知らないにも関わらず、すでに15万人近いフォロワーを獲得。サムスンの「ギャラクシー」シリーズのキャンペーンに起用され、中国の出版社からオファーが届く。その人気はうなぎのぼりである。本書はそんなKeigoの初めての書籍である。これまでに発表された作品の中から、特に人気のあったシリーズやキャラクターを中心にして、
彼のイラストの魅力がぎっしり詰まったお得な一冊。(アマゾンの書評)






















keigoさんの絵を風刺画、ヘタウマ、シュールなど色々ステレオタイプな表現で説明されているが、どれも該当しない、それらを突き抜けたもっとユニークな精神世界がある。力が抜けた絵も素敵でシュールなイラストレーターKeigoワールド。あまりにも面白いので三回も私のブログに投稿したが、共感する方が多いのだろうか?とても人気がありアクセス数がダントツに増える。























一見『やる気の無さ』全開と見える作品だが、実は綿密にオチが仕込まれている。keigoさんの考えていること感じていることの一面が読み取れる面白い一枚の絵だが、四コマ漫画と同じような起承転結の文脈が読み取れる。



























その思わぬ展開に、思わず突っ込まずにはいられない。シュールやへたうまというありふれた言葉で説明がつかない。『鬱でシュールな つげ義春』よりは軽妙で独特の魅力的な世界観がある。私の大好きなKeigoワールドを読者の皆さんも味わってみて下さい.

―――坂井直樹(WATER DESIGN代表)

著者について

デザイン科卒。 描くことが好きな、ごく普通の会社員です。
https://instagrammernews.com/detail/1761319720949985259


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