歌川国貞の「稚六芸の内書数」が元の絵だ。元の絵では、子どもたちが「書(文字)」や「数(そろばん)」を学んでいる様子が描かれている。今回の動く浮世絵、タブレットを使用している寺子屋を描いている。床には「昌平黌」の赤本が置かれている。「昌平黌」とは「昌平坂学問所」のこと、東京大学の源流になった幕府直轄の教学機関。タブレットで勉強している彼は昌平黌を目指しているのだろう。
歌川広重の「東海道五十三次 御油」が元の絵だ。いろんなところに「文字」を仕込んでいる。まず、店内には量販家電店のように商品の特徴を書いた札が下げられている。
「世界最軽量」「四番組録画」「高精細表示」「伊具象(IGZO)液晶」と書かれてる。店先にも文字が書かれている。「羅飛」つまり「らひ(ラビ)」の文字で気がつくことになる、手の込んだNECの「LAVI」のPRで瀬川三十七によるGIFだ。
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