猪子さんは、情報が伝わる媒体が多様化し、情報伝達のスピードが加速されることによっても、感性、特に「好奇心」が重要視されるようになると言う。情報化社会が来たことで、物理的な「もの」を介在しなくても、情報のみを人間が認識できるようになった。
Lithuanian photographer and artist Tadao Cern
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物質という制約を解かれたことで、人間はより感情に素直になってると思う。そもそも情報だけなら製造コストはかからないし、際限なくコピーできる。もともと、「もの」を通じて得ていた情報が、今や情報だけで受け渡しができるようになった。
「結果として、情報を媒介するための「もの」への依存心はなくなっていると思う。だから今の若い世代は、高級車にも高級料理にもあまり興味がない。その代わり、無限にコピーできる情報が一気に広がることで、今までにない新しい情報に対する欲求が高くなる。つまり、好奇心が人を動かす大きな原動力になるよ、きっと」(猪子寿之)
この猪子節は、デジタル革命が起こした人々の心の変化を知るには良いヒントだ。続きは⇨http://www.incu-be.com/myplace/item_1783.html
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