2012年6月3日日曜日

目の前から消えていきそうな物を見ていると時代は見え、未来が見える。

家電メーカーが、どんどんコンシューマプロダクトから手を引き出した。テレビ崩壊で巨額赤字へ、存亡の機に立つ家電メーカー。パナソニック、ソニー、シャープの3社で、通期の最終損益は合計12900億円の赤字を見込み、まさに存亡の機に立たされている。

その答えはこの画像でわかる。バブルの1980年代にあった色んな山盛りの電化製品はスマホに吸い込まれた。「あらゆるプロダクトの行き先は、ケータイか建物にインストールされるだろう」と語った深澤直人さんの十年前の予言は的中した。http://sakainaoki.blogspot.jp/2010/10/blog-post_24.html









































「情報化社会が来たことで、物理的な”もの”を介在しなくても、情報のみを人間が認識できるようになり社会の価値観が大きく変わった。」(猪子寿之)を説明しておく。電子書籍にたとえると、本という「もの」を介在しなくても、スマホやタブレット(情報の容器)などからe-book(情報のみ)を購入すれば良いわけでだ。

本当のイノベーションは、それが出てくることによって従来あったものが消滅していくほどのインパクトをもたらすもの。現在進行中の消滅の事例は、路面店の喫茶店や本屋、百貨店、量販家電店、公衆電話、ガソリンスタンド、新聞、ラジオ、雑誌、テレビ、コンパクトデジカメ、計算機、ゲーム機、録音機。これらの消滅の背景にはアマゾン、Google、スターバックス、アップルなどの存在がある。cloudによってますます物は消えてゆくのは皆さんも想像できるでしょう。消滅と言うよりはネット上などに置き換わったといった方が良いかもしれない。

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