1980年7月にニューヨーク近代美術館にて開催されたピカソ展に衝撃を受け、その後、画家宣言(これはデザイナーは商業的であり、画家より格が低いという思想から。明確な両者の差はないとwikipediaには書かれているが、本人の意見とは違う気がする)横尾さんがすごいアーティストだと言うことは皆知っている。しかし、アートだけでなく横尾さんが発する言葉も素晴らしい。映像や雑誌などで発する言葉も、もちろん簡潔で素晴らしい。しかし、それ以上に最近の横尾さんが書いたTwitter@tadanoriyokooの言葉がクールだ。以下事例。画像はお気に入りの髑髏時計、横尾忠則さんのデザインだ。
「人は生まれたのと同時に、刻一刻と死に向かっている。その時間を認識している人は少ない。だけど、心を認識することは、今を大事に生きることにつながる。」
「アートなんてちょっとした思いつきだ。考えをこねくり廻すと重っ苦しくしてしまう。いいアートは軽い。軽いということは自由ということだ。」
「生き方を求めていると自分からどんどん離れていく。ぼくの経験から言うともっと身近なものを求める方が逆に到達点に近づく。」
「この間デニス・ホッパーが亡くなった。ロスで初代女性ボディービルダーのチャンピオン(男性はシュワルツ・ネッガー)のリサ・ライオンをモデルに描いた絵の個展をした時、アトリエを探してくれたのが彼女の友人のホッパーだった。2人が出合ったのは精神病院に入院中だったそうだ。」
ロバートメイプルソープが撮影したリサ・ライオン |
http://item.rakuten.co.jp/nuts/1060785/
1998年作品ではクォーツ仕様であったものを、今回は自動巻で復刻。裏蓋からだけではなく表のダイヤル部分からもムーブメント内部を見る事が可能。赤いドクロの内部で動くメカニカルの鼓動。まさに横尾ワールドのすごみの極致。
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