2010年11月30日火曜日

絵巻物を例に出すまでもなく日本は文学と美術が分離していないと思っています。例えば、書も美術とも言い切れないし、文学とも言い切れない。猪子寿之


ルーブル宮殿のメインホールで展示されたデジタル・メディア・アート「花と屍(かばね)」を見ると、猪子さんは本当に日本が好きなんだなと思う。一方で日本の伝統をデジタル作家としての視点で冷徹に構造的に日本の美を分析している。08年、日仏交流150周年事業の一環としてチームラボが制作した。デジタル映像が、掛け軸(あるいは襖)に見立てた12本の縦型ディスプレーに映し出されると、ホールはヤマタノオロチ(環境破壊の象徴)スサノオ(植樹の神)が演じる「死と再生」の絵巻物空間に変わった。























ちょっと文章が長いので三つに要点をまとめてみました。チームラボの天才猪子寿之による解説です。大きく分けると三点に要約出来ます。まず「日本画は消失点がなければ、鑑賞者の位置も決まらず、どの位置から見ても歪まない。」次に、「絵巻物を例に出すまでもなく日本は文学と美術が分離していない。例えば、書も美術とも言い切れないし、文学とも言い切れない。」三つ目に「"花と屍"のストーリーは、ヤマタノオロチ(環境破壊の象徴)スサノオ(植樹の神)を使い、日本はもともと循環型のエコ社会だったという物語骨子」


2010年11月29日月曜日

大体コマーシャルフィルムは、あり得ない事が起こるのが普通ですが、この動画はそれも突き抜けて痛快です。


The City Where Everything Awesome Happens All the Time
「街はすべて素晴らしい出来事が、いつでもが起きている。」とでも訳すのかな?
相変わらずGIZMODOは面白いものを探してくる。

大体コマーシャルフィルムは、あり得ない事が起こるのが普通ですが、これはそれも突き抜けて痛快な動画です。サッカーシーンが特に好きです。


以下要約ですが説明文、、「私は、あれこれ説明することでこのビデオの良さを台無しにしたくない:あなたの自由な想像力であらゆる出来事を、大都市(メトロポリス)に信じられないこと起こすことが出来る。この三分半の動画で!」

「スパイ・フィルム社」のアレックス&ステファンディレクションした映像。バテルコ(バーレーン通信会社)のために、コンセプトを的確に描写した作品。それはバーレーンに、あらゆる驚きの出来事の連続が起こります。

http://www.spyfilms.com
The latest spot from directors Alex & Steffen.
Making of Batelco - http://www.youtube.com/watch?v=DEluA6...

隣国サウジアラビアとは橋一本で結ばれているため、経済的な結びつきが強い。中東で最も早く石油採掘を行った国で、GDPの約30%は石油関連事業によるものであり、その恩恵で国民には所得税が皆無であるが、1970年ごろから石油が枯渇し始め、このままいくと、あと20年余りで完全に枯渇するという問題に直面している。



2010年11月28日日曜日

富士急ハイランドのCMは、一貫した文脈のあるブランディング

富士急ハイランドの「鉄骨番長」のCMは、一貫した文脈のあるブランディングが秀逸だ。例えば、「鉄骨番長」の前に放送されていた「ええじゃないか」のCMも良かった。彼らは決してディズニーランドやUSJの代用品を目指すのではなく、他のアミューズメント施設にはない独自の魅力を持った存在というものを明確に持つ。行った人なら分かると思うけど、とにかく「そこにいる人」を楽しませようというアイデアが随所に見られたのが印象的。他の遊園地には見られない、本来あるべき遊園地の姿が見えてきます。嘘看板もその一つです。「鉄骨番長」のCMにも登場する「またヘンなものを、つくってしまった。」というコピーを見ても、確信犯であることが感じられます。
記事のソース
http://souseki.search4search.net/2009/09/09/fujiq/
http://web-marketing.zako.org/favolite-movie/worldwideads/fujiq-high-land-ads.html
お得意の嘘看板

「鉄骨番長」は高さ59メートルのタワーの回りを、最高時速51 キロで回転するブランコ。 このタワーに取り付けられた回転アームからワイヤーでぶら下がっ ているブランコが上昇と下降を繰り返しながらぐるぐると回転!最高到達地点は47メートルにも! 搭乗中は最大直径28メートルの円を描きながら、足がブラブラの 状態で振り回されるといった新感覚の絶叫体験を味わうことができる。

2010年11月27日土曜日

軽飛行機のようなデザインの電動三輪車「アプテラ」





























もう未来がそこにあるようなわくわくするデザインだ。軽飛行機のような形の電動三輪車アプテラ2e他のEV車と違うのは空力ボディを徹底的に追求したスタイル。2eのエネルギー効率を実現するためには、ボディを可能な限り滑らかにすることが不可欠になる。Cd(空気抵抗係数)はおよそ0.152eは車体重量も770キログラム強と超軽量で、これもまたエネルギー効率に貢献している。1回の充電で100マイル(161キロメートル)を走行できる。2人乗り3輪自動車『2e』はリチウムイオン・バッテリー(20kwh)を搭載した電気モーターで駆動し、時速60マイル(97キロメートル)までの加速時間は10秒を切る。最高スピードは時速約90マイル(145キロメートル)だ。
アメリカのサンディエゴにあるアプテラ・モーターズ社(aptera motors)が、e2を開発して、話題を呼んでいる。テスラ ロードスター「Tesla Roadster」やテスラ「モデルS」同様に、ベンチャー系の電気自動車メーカー。e2は電気バージョンで約290万円、ハイブリッドバージョンは約323万円。http://www.aptera.com/

2010年11月26日金曜日

あなたは、あなたが見られるとおりの職業を選べばいい。

「あなたは、、、の様に見える。女の子なら「モデルみたいね」とか男なら「レスラーみたいですね」とか云われたことは誰にもあると思います。僕の場合は「自衛官」が多いですね。あと税関では黒のTシャツの襟首を下げてください。つまり、入れ墨のある職業?に見られたということになります。
まだ若いウォーホール
これは、僕の敬愛するアンディー・ウォーホールが云った言葉で、「あなたが見られるとおりの職業を選べばいい」(ちょっとディテールは間違えているかもしれません)という言葉あります。「人はうわべだけではわからない」という教訓とは逆の教訓です。警察官のように見える人は警察官になればいい、女優のように見える人は女優になればいい、、、ということです。なんか気楽でいいですね。無駄な自分探しの悩みも無用です。



浅葉克己さんの備忘録から、当時TDKの仕事をしていて、新しいハイグレードなビデオテープが発売となるという広告に、以前から注目していたポップ・アート界の鬼才を使いたいと考えた。ウォーホルがニューヨークのモデルクラブに所属していて、ポートレートなら$600で撮影OKという情報を得た。


さっそくウォーホルがTDKの広告に出演してくれるか打診してもらった。TDKの仕事はCFからグラフィックまでの大キャンペーンで、演出を亀井武彦、写真を十文字美信、コピーを真木準さん(故人)。カラーバーの入ったブラウン管を持ったウォーホルを撮影した。真木さんのコピーでウォーホルの声も録った。「アカ、アオ、ミドリ、グンジョーイロ、キレイ」。何度聞いても最後の「キレイ」が、「キライ」に聞こえて困ったのを覚えている。





2010年11月25日木曜日

20世紀の工業デザインとは基本的にはパッケージデザインであった。では21世紀のデザインは?

僕は自他共に認めるロボット好きである。それは僕だけでなく何かの役に立つわけでもない人型ロボットに、これだけ夢中になる国民も世界には少ないのではないのか。2002年に発表された山中デザイン「morph3」これほど美しいデザインを持つロボットを僕はかつて見たことが無い。この「morph3」を通して、山中俊治さんのデザインの考え方の一端に触れる。以下の文章は山中さん自身が書いたものの抜粋や、僕がご本人から聞いた言葉を出来るだけ忠実に再編集した。(2008年から慶應SFCで、お互い教員同士でもある)


「20世紀の工業デザインとは基本的にはパッケージデザインである。」と山中さんは言い切る。例えばフェラーリの機能美といっても、所詮それは彫刻的な美しさであって、真の意味でテクノロジーとデザインが一体化しているわけではない。素朴なマシン・テクノロジーを洗練させて見せる衣装としてデザインが使われているだけなのだ。それが最近はマイクロマシーンやナノテクノロジーのように、それ自体に生命感をもった繊細なテクノロジーが登場しはじめている。この新しいテクノロジーの機能を丁寧にデザインすれば、いままでの(用の美)とは違う、21世紀の機能美が表現できるはずだと語る。今まさに、20世紀とは明らかに違うテクノロジーとデザインの関係が生まれつつある。そしてその変化を、我々は山中さんの仕事を通じて実感することができる。また山中さんは美しいものを作るデザイナーであると同時に美しい文章を書く文筆家でもある。

その一例がロボット「morph3」だ。これは単なる人間の姿を模倣したヒューマノイドではない。人工知能の持つさまざまな機能をエンジニアリング的かつデザイン的にロボットの身体化していく、究極の機能美の追求なのである。デザイナーである私がまず手をつけた事は、その身体構造の最適化、合理化によって、古田氏らの基本設計が本来持っている構造上の美しさを引き出すことである。様々な部品を統合し、製作を容易にしつつ、軽量化を実現する。プロダクトデザイナーである私が確信していた事は、構造を最適化し、形状的に洗練させて行けば、おのずと美しい身体に行き当たるはずだという、ある意味オーソドックスな機能美の概念である。

かつて、乗用車や航空機は美意識を持ったエンジニア達によって設計と同時にデザインされていた。乗用車とは何かを探りながらのデザインであればこそ、理想的なデザインが行われた。ヒューマノイドのデザインは、ようやく今からスタートする。私達は新しい人工生命が、人に似たものになるべきかどうかさえ、迷いながら作っている。であればこそmorph 3の身体デザインで試みられたエンジニアリングと美意識の再融合が、美しい人工生命が生まれ立つ未来への一歩となる事を願うものである。 (文章:山中俊治さん)











































2010年11月24日水曜日

3Dレーザースキャニング技術で、デジタル化されたノッティンガム洞窟

レーザー距離計をベースとした非接触高精度の3次元形状データを取得できる3Dレーザースキャニング技術(レーザーを飛ばして跳ね返った光線で測定する)の活用により、正確にスキャニングし再現された英国ノッティンガムの洞窟。monogocoroに出ていた新しい洞窟の鑑賞方法(Nottingham Caves Survey)、このサイトは面白いネタを見つけますね。えらい!http://www.monogocoro.jp/




























ノッティンガムと聞いて、まず思い浮かべるのはロビンフッドが隠れ住んでいたシャーウッドの森。ピルグリム・ファザースや救世軍のルーツもこの街にあり、詩人バイロンや作家のD.H.ロレンスの作品も森の中から生まれた。現在「ノッティンガム洞窟」は、ショッピングセンターの内側、町の地下に広がる洞窟。かつて革なめし場や住居、防空壕などに使われた。

長い歴史を誇るノッティンガムの洞窟。13世紀に砂岩を手で彫った400以上の洞窟から成り、これまでも、色々な使い方をされてきた。16世紀からは製革所として使われていましたが、ビクトリア朝時代にはスラム地区として使われ、洞窟には今でもスラムの遺跡がある。近代では、第二次世界大戦中、ノッティンガムの人々の防空壕として使われた。



2010年11月23日火曜日

しりあがり寿『オヤジの世界』展を語る。オヤジアニメが会場を駆け巡る!


非常にラフで、一見描き殴り描きのような「ヘタウマ」絵を描く漫画家として知られるが、生前の手塚治虫に「この人は実はものすごく絵がうまい人だ」と評されたことがある。いつ会っても、おだやかな笑顔を絶やさない「しりさん」ですが、常に繊細でかつシリアスな視点を持ち続けている。この動画は三年前の2007728日~1014日広島市現代美術館にて開催された、しりあがり寿に­よる映像インスタレーションの個展『オヤジの世界』オヤジアニメが会場を駆け巡る! しりあがり寿さん本人が美術館を歩きながら、とてもわかりやすく作品を語っています。

代表作は『真夜中の弥次さん喜多さん』、『弥次喜多 in DEEP』など。白土三平や貸本ホラー漫画のパロディなどの漫画マニア向けの濃い作品や、「ヒゲのOL」「流星課長」などのシュール・サラリーマン物など、独特のギャグ漫画家として評価を獲得。現在では時事ネタ、家庭ネタ、サラリーマンネタ、果てには哲学的なテーマまで幅広く扱い、ギャグによって文学の領域にまで達した漫画家として評価が高い。時事ネタとしてアニメ調の画風でネタを描いた事がある。

2010年11月22日月曜日

五葉松を氷浸けにした「式2」と名付けられた作品。

五葉松を氷浸けにした「式2」と名付けられた作品。冷酷という方もいますが、インパクトありますね。アメリカやフランスで個展を開き、美術展会場の装飾や、海外ブランドのショップディスプレイ、また映画・雑誌等、積極的に活動の場を広げている。植物に対する暴力性という表現で、白菜を活けた「中川幸夫」という生け花作家と比べられることがあるが、僕はまた別の方向に向かっているように思う。もともと生け花は花を切るところから始まる以上、暴力性うんぬんは意味をなさないのではないかと思う。
式2







































中川幸夫(1918725 - )は、香川県出身の前衛いけばな作家。華道家、芸術家。1951年、白菜を活けた「ブルース」という作品についての見解の相違がもとで家元と衝突、『決定的に自由であるために』池坊脱退声明を表し、33歳で流派を去る。http://www.blueocean.bz/worm/home/about/4763007149
2年間にわたるプロジェクト「AMPG」での集大成





















フラワーアーティスト/東信(あずま・まこと)
1976724日生まれ
福岡県福間町(現福津市)出身。ミュージシャンを目指して上京後、アルバイトとして花の仲卸会社で働いたことがきっかけで、花の魅力に惹かれ、まったくの独学で花について研鑽を積む。2001年、東京・銀座に花店『JARDINS des FLEURS』をオープン。店頭に一輪も花を置かず、お客から注文を受けてから初めて市場に花の買い付けに行く、完全オーダーメイドで作る花束が評判になる。

2010年11月21日日曜日

「モー娘」のコンサート映像スタッフのカメラスイッチング技術に驚いたフランス人TVディレクターとフランス人カメラマンが、コンサート映像を使ってカメラワークについて解説するちょっと病気な映像です。


(日本語字幕)Live at Japan Expo Nolife presente SUPERPLAY ULTIMATE
MORNING MUSUME OFFICIAL MYSPACE
映像は全部で1433秒と長いがあまりにも面白くて最後まで見てしまった。モー娘が写るまでに2分26秒かかる。

今日は日曜日らしく、日本発のオタクの世界蔓延状態の話。
フランス人のモー娘オタクが二人、日本人カメラマンと自分(フランス人のアレックス)のカメラワークの違いを、無駄に熱く語っている。重箱の隅を突くような会話がオタクの特徴であることは世界共通のようだ。それにしても左側の黒い帽子のカメラマンらしきおじさん(アレックス)はカメラのオタクなのか?モー娘のオタクなのか?その両方なのか?あまりにも真面目に議論する対話が面白すぎる。

コンサート映像スタッフのカメラスイッチング技術に驚いたNo life- TVのディレクターが、コンサート映像を使って撮り方や技術について解説するちょっと病気な番組です。 No life- TVは、日本のポップカルチャー(音楽、ゲーム、アニメなど)を紹介するフランスのケーブルテレビ局です。 20091月から、Hello!Projectのアーティストを紹介する番組「アミアミアイドル」も放送中。 詳細は、www.nolife-tv.com MORNING MUSUMELive at Japan Expo July 2nd 2010 1/2 www.youtube.com MORNING MUSUMELive at Japan Expo July 2nd 2010 2/2 www.y
会場のフランス人のモー娘オタクのノリも日本人ファンと変わらない。高橋愛がリーダーだということをこのビデオで知った。今モー娘のメンバーを全部覚えている日本人は何人いるのだろう?

2010年11月20日土曜日

デジタルイノベーションの10年を記念したラルフローレンショーは、五感を刺激する視覚的なアート&テクノロジーの究極の融合。














2010年11月10日に催されたラルフローレンのまったく新しいファッションショーの形式。かなりクールな映像です。先日このブログでも紹介したUrban screenが行っているライトショーと手法は似ています。動画の最後に「世界で最も早い四次元の体験」というタイトルが出ます。僕は4分35秒と6分47秒のシーンが好きです。
The Official Ralph Lauren 4D Experience - New York from Ralph Lauren on Vimeo.
デジタルイノベーションの10年を記念した祝宴、RalphLauren.comは、五感を刺激する視覚的なアート、そしてファッション&テクノロジーの究極の融合を提案する。 888マディソンアベニューにおいて、ニューヨークの女性のフラッグシップとして提案された腕時計は、目の前から消えた後、3次元空間内でレンダリングされたオブジェクトと一連の画像に変換されます。
 

2010年11月19日金曜日

2010年度のグッドデザイン大賞はダイソンの「羽根が無いのに風が出る扇風機」


2010年度のグッドデザイン大賞はダイソンのエアマルチプライアー「羽根が無いのに風が出る扇風機」だ。同社の「Dyson Air Multiplier」は従来の扇風機とは違って羽根がなく、土台に輪を乗せたような形になっている。従来の扇風機は、羽根が空気を切ってしまい、空気の流れが不均衡になる点が問題だった。Dyson の技術はジェット飛行機の設計などで使われる流体力学を利用した独自の技術で空気の流れを15 倍に増幅し、毎秒119 ガロンの空気をスムーズに流すという。


























審査員のコメント
まず第一に、世界一安全な扇風機を開発したこと.毎年、世界中で扇風機に幼児が指を入れたりして事故が発生している。この扇風機では、まずその安全性を評価したい。羽根がないことにより、掃除が簡単であったり重心バランスが下部にあることで、安定性も抜群である。ある意味、扇風機の「革命」ともいえる大胆で斬新な発想は、現代のエンジニアやデザイナーに刺激を与えてくれている。

久しぶりにイノベーションと言える製品が登場した。トイレでよくある「ハンドドライヤー」の技術から思いつき製品化に至ったと聞く。ただし、はじめから扇風機ありきではなく、その風圧を何か製品に利用したいと考えた末に誕生した製品が扇風機だったと聞いた。この製品は「2010年度のグッドデザイン大賞」は文句のないところだろう。今年のグッドデザイン賞は、AKB48のグッドデザイン金賞受賞などで、Twitterでも異論反論が続出したが、デザイン業界だけでなく、一般のメディアにも「グッドデザイン」が多数取り上げられたことを考えると、アンディ・ウォーホルが言った「Any publicity is good pablicity」の事例に嵌る、良い結果となったのではないだろうか。

2010年11月18日木曜日

写真に穴をあけて光のドットを描く「Daniele Buetti」








































写真に穴をあけて光のドットを描いている。
スイス人アーティスト「Daniele Buetti」のライトボックスを使ったフォトワーク。
写真に穴をあけて光のドットを描いている。それだけのことだが、なかなか美しい。

























Daniele Buettiは、 スイスのフリブール州出身で1955年に生まれ。
ビジュアルアーティストとして様々なメディアで働いた後、
インスタレーションが中心の表現にたどりついた。 彼の作品は、写真、ビデオ、サウンド、色鉛筆、パステル、彫刻など多様な表現を行っている。
2004
年以来彼はミュンスター芸術アカデミー教授。
彼の主な活動場所はチューリッヒとミュンスター。

2010年11月17日水曜日

スキャナーを身体に当てたりしながら、スキャニングして描かれたラブストーリー風のレイバンの広告。


ラブ・スキャニング“Photocopy Romance”というタイトルが示すように、コピー機の上で繰り広げられる恋の物語を描いたこのヴァイラルビデオは、Ray-Banによるものでコピー機の企業広告ではない。1分間に325枚のコピーで作られています。口のエチケットスプレーを「ペーパークリップ」で表現したり、雨雲はたぶん「コットン」、あるいはクリップでつくられた「ハートマーク」や「ルービックキューブ」「キャンディー」などは、全て実物でCGは使っていない。




















ものすごい面倒な手間暇かけてストップモーション編集している。Flickrにアーカイブされた写真の数々の「メーキング場面」を見ると、いかに果てしない作業ぶりかがリアルにわかる。多くのヴァイラルビデオをリリースしている割には、今までヒット作に恵まれなかったRay-Banが、遂にヒット作を授かったのではないか。ピカっと光るコピー機とサングラスのRay-Banが印象的だ。


2010年11月16日火曜日

三田祭で堀江貴文さんと「夢とお金」を題材に対談します。ご参加を!

僕が若い人と初対面の場合、必ず聞く質問があります。それは「あなたが人生において何が究極に欲しいのですか?」という質問です。つまり目標となる欲望は何か?ということです。答えはとてもシンプルでお金と名誉欲の二種類のいずれか、あるいは両方です。まず男性は「フェラーリが欲しいとか、豪邸を建てたい」とか答えます。要はお金ですね。もう一つはマズローの欲求の四段階にも出てくる「承認(尊重)の欲求」で「ノーベル賞が欲しいとか、文化勲章が欲しい」とか名誉欲ですね。一方女性の大半が「愛」と答えます。学生に堀江さんがとても人気があるのも、それらの欲望を包み隠さずストレートに追求してきた姿と、その達成能力が群を抜いているからでしょう。当日は「夢とお金とデザイン」を話そうと思っています。三田祭なので、一般の方も無料で参加可能です。どうぞご参加ください。









































マズローは、人間の基本的欲求を低次から
1,生理的欲求(physiological need
2,安全の欲求(safety need
3,所属と愛の欲求(social need/love and belonging
4,承認の欲求(esteem 5,自己実現の欲求(self actualization
5段階に分類した。このことから「階層説」とも呼ばれる。



















    (学生が作ったコピー)
    経済界の風雲児こと堀江貴文×慶大教授兼コンセプター・坂井直樹の最強タッグでお送りする超豪華対談!
    あなたの夢は何だろうか。
    そもそも、夢はあるのだろうか?
    今でも大きな夢を掲げ、生きている人がいる。
    人の夢は無限である。
    ホリエモンの夢、宇宙開発とは・・・
    この世にお金でできないことはないのか?
    何のために2人は起業したのか?
    夢のため?それとも・・・金のため?
    「夢とお金」を題材に、さまざまな経歴をもつ2人がそれぞれの夢を語る。
    混迷極まる現代に翻弄され続ける若者たち。
    多岐の分野に造形深い彼らの言葉は、あなたの視野をぐっと広げてくれるに違いない!
    未来を担う大学生よ、歴史的対談を見逃すな!!
    http://www.mitasai.com/interview/mar