2013年5月5日日曜日

今年は、久しぶりに表皮のデザイン、プリントが流行している。ミニマリズムのブームが長かっただけに店頭が華やかだ。


今年は、ファッションの世界を中心に久しぶりにプリントが流行しているようだ。ミニマリズムのブームが長かっただけに店頭が華やかだ。プリントというのはいわば表皮のデザインだ。デザイン・エンジニアリングのように構造から再構成するデザイン手法とは異なり、見かけのデザイン、包装紙のようなデザインだと軽く見られることもある。






















しかし人々の欲望は実に多様で、いまだ表皮のデザインも支持されている。プリントと言えばピエロ・フォルナセッティ、彼に関わる情報を探してみたが極めて少ない、wikipedaにも載っていない。 フォルナセッティはイタリアのミラノ生まれの芸術家で、伝統的なモチーフを大胆なデザインで食器・ランプ・インテリア・絵画など多岐に渡る作品に残している。











ジオ・ポンティに才能を見出されたことによりドムス誌やスティーレ誌に作品が掲載され、一躍注目を浴びる。1949年以降、ポンティと協働でカジノや客船、劇場、ホテル等のインテリアをデザインする。

























イタリアの伝統的絵画とシュールをミックスした独特の作風は、ロマンティックでシルクドソレイユ的な幻想の世界を描いている。女性の顔をあしらったプレートシリーズ"テーマと変化"は最も有名な代表作だ。外苑前のワタリウムの隣の隣くらいに、フォルナセッティのショップが一時あった。

















Piero Fornasetti

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