坂井直樹研:誰もやったことがないからこそ、やる価値がある。 今の世の中に無いものを作ることにデザインの役割がある。 坂井直樹研究室では、デザインによる価値創造を ディレクションの立場から取り組むことを目的としています。 そのため、世の中にある問題を解決するアイディアの提案、製作を通じ、 造形・技術などの知識およびスキルアップのトレーニングを毎週行っています。 また、「デザインの現場」訪問やゲストスピーカーをお呼びし、 現場ではどのようにデザインによる価値創造が行われているかを学んでいます。
加藤文俊研:加藤文俊研究室では、考現学的なフィールドワークの方法と態度が、デザイン領域に対してどのような貢献をしるうかについて考えています。具体的には、リビングルーム、教室、地域コミュニティなど、さまざまな文脈で私たちの生活記録を収集し、人びとのコミュニケーション過程を理解するとともに、関係性を可視化する方法を検討します。本展示では、今年度の活動による成果を「作品」として並べてありますが、すべて、コミュニケーション過程の記述・分析方法に関する試案的研究として位置づけることができます。
田中浩也研: コンピュテーショナルデザイン 田中浩也研究室は、日本における「パーソナル・ファブリケーション」普及展開のための先端研究拠点として、 「新しいつくりかた」やそのための道具を開発しています。デザインツール(設計ソフトウェア)、 デザインマシン(工作機械やロボット)、デザインマテリアル(複合素材や物質構造)の3つを軸とした 基礎研究と、ウェブ上で複数人がデザイン案の進化・派生を行うためのプラットフォーム構築などの 応用研究を進めています。
藤田修平研: 私たちの研究会ではドキュメンタリー制作に取り組んでいます。所属する学生は 自分たちが興味をもった題材を選んで、キャンパスの外に出て、取材から撮影・編集 に至るまで長い時間をかけて、一本の作品を完成させています。そこでは情報を伝達 するだけではなくて、社会や人生に対してなんらかの考察を通して、観客に対して新しい視点 や経験をもたらすようなシネマとしてのドキュメンタリーを目指しています。
筧康明研: 筧研究室は、2008年度に発足し、現在は学部・大学院生合わせて20数名のメンバーで構成されています。研究室では、実世界情報環境デザインというキーワードのもと、日常生活をベースとした実世界とコンピュータにより構成されるデジタル世界とが融合する新たなリアルワールドの設計を行います。光学設計や信号処理技術を駆使し、実世界への情報重畳、多人数参加型メディア、フレキシブルインタフェースなど、自然で直感的な「メディア」と「場」の創出を目指しています。
「慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 エクス・デザイン展 2011」
時間:2011年5月7日(土)11:00~19:00
場所:東京デザインセンター「ガリレアホール」(東京都品川区東五反田5-25-19)
web http://xd.sfc.keio.ac.jp/exhibition2011/
主催:慶應義塾大学政策・メディア研究科 エクスデザインプログラム
[セッション2]日時 2011年5月8日(日) 14:00~15:30
登壇者:クワクボリョウタ(メディア・アーティスト)× 田川欣哉(takram design engineering代表:デザインエンジニア)× 山中俊治(慶應義塾大学政策・メディア研究科教授)
XD展HP:http://xd.sfc.keio.ac.jp/exhibition2011/
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