彫刻家のジェイムス・リー・バイアーズの20メートルの高さの「ゴールデンタワー」は、ヴェネツィアの大運河に沿って建てられた「天と地を橋渡し、人類を統一する」という巨大なビーコンとしての役割を果たすためバイヤーズの晩年に「黄金の塔」が大運河の端にあるヴェネツィアに建てられた。
ヴェネツィアアートビエンナーレ2017の副次的なイベントの一部を構成するこのモニュメントは、市の周りの様々な見所から見ることができる。金色の表面は隣接する宮殿のバルバリゴの黄金のモザイクのファサードを反映している。バイヤーズは、人類への記念碑として「黄金の塔」を思いついた。と生前語っていた。
ベニスのようなクラシックな街には、「ゴールデンタワー」のように現代的なモニュメントはなぜか良く映える。特にベニスのように美しく歴史のある建築群との対比し、戦うようにより強く新しいフォルムや色を持つ「ゴールデンタワー」は街もモニュメントも一層魅力的に見せる。
道路も建物も意味も無く立っている塔も街ごとレンガで出来ているようなボローニャで赤いフェラーリを見たときには、そのコントラストにとても感動したことを思い出した。
マドリードで開催されたミゲル・ヴェルナー・ギャラリー(la biennale di venezia)の支援を受けて、「ゴールデン・タワー」が市の屋根の上に「上昇の象徴」として登場し、キュレーター・アルベルト・サルバドリがポジションを獲得した。
「金の素晴らしさは太陽の象徴を示唆するだけでなく、知的な知識と霊的な経験、神性の概念の内なる照明の象徴となる」とサルバドリは続けている。それは、ジェームス・リー・バイヤーズのゴールドの使用におけるより深いモチベーションです...それは偉大さと無限の究極の象徴です。
http://www.designboom.com/
https://en.wikipedia.org/wiki/James_Lee_Byars
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