2017年2月25日土曜日

UN WOMEN 国連女性地位向上キャンペーンはウォリースタイルの広告キャンペーン

昨年に参加したオースティンで開かれたSXSWも女性のパネラーだけの場合は、どうしてもダイバシティの話になり、米国と言っても男女の雇用が均等になっていないという議論(不満)になる。それほど根が深い問題だ。













このUN WOMEN 国連女性地位向上キャンペーンはウォリースタイルの広告キャンペーンで、エジプトの労働者の女性が不足しているという問題をクリエイティブに解決しようとしている。ちなみに「Finding Her」という広告キャンペーンは、エジプトの労働力の女性の不足に注意を引くために設計されたもので、女性はたった23%だ。































このデザインを制作したIC4Designは、広島にあるクリエイティブカンパニーだがクライアントはGoogle,BURTON,The New York Times Magazine,Amtrak,Adobe SystemsMars Co.Skittles,Mercedes-Bentz,Ford,DIE WELTWOCHE,MAXIM MAGAGINEなどと実にグローバルな活動を行っている。































UN女性のためのマーケティングエージェンシーDDBによって作成された、これらのポスターで労働者の群衆の中で唯一の女性を見つけ出すことに集中している。Behanceというクリエイティブのポートフォリオサイトにアップしたところ、Featureされて、3万人の人の目に触れることになったそうだ。































その中にニューヨークの国連本部の方もいらっしゃったようで、これは面白いキャンペーンだから、本社でもやってみたらどうだ、という話になった。エジプトのUN WOMENも、急にエジプトの国連の女性地位向上キャンペーンと題して、ネットニュースにリリースされている。すると、何十という海外のデジタルメディアも、ニュースとして取り上げてくれるようになった。とのことが http://www.ic4design.com/top/index.html#blog に書かれている。ネットは世界のコミュニケーションを格段に速くしたのだ。













DDBドバイのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター、フィラス・メドローズ(Firas Medrows)は、「労働力の女性の割合は非常に低く、依然としてほとんど目立たないほどです。」 「実際に見ているこれらの精巧な広告を作成することで、その原因に対する意識を高めたい」と語る。














航空宇宙センターでは、「技術分野の女性を見つけることは、このように厳しくすべきではない」と「職場での平等な表現のために一緒に働きましょう」と書いている。女性のための均等な賃金の問題は、現在多くの産業で脚光を浴びている問題である。

今年2月に発表された女性建築調査の結果によると、男性は女性よりも賃金が高く、その差は実際に広がっている。建築家のDavid Adjayeは、女性がまだ業界で過小評価されていると「恥ずかしい」と言い、女性が不平等な機会に直面しているという考えを拒絶した意見を提出した人と論争を巻き起こした。

ユルグ・シメメル(国連女性国家代表)は、エジプトの労働力における女性の代表者の増加は誰にとっても利益をもたらしたと語った。「研究は、労働力のジェンダー格差がエジプトの国内総生産(GDP)を34%増加させる可能性があることを示している」と述べた。
http://www.ic4design.com/
https://www.dezeen.com/

0 件のコメント:

コメントを投稿