ビッグデータ×VRのように新しい技術を掛け合わせることによって新しい世界が生まれる典型だ。株式会社UEIは、深層学習を用いて学習したビッグデータをマッピングした特徴空間を実際にVRで体験できる“Feature Space Diver by DEEPstationを開発した。
ビッグデータは、MNISTと呼ばれる0から9までの手書きされた数字を6万件分類したもので、実際に特徴空間の中でファインチューニングを掛けられると見事に分化していくアニメーションもVR空間内で体験できるようになっている。
フィーチャースペースダイバーは、文字通り、特徴空間にVR技術を利用してダイブする技術。これまで三次元の特徴空間は平面のディスプレイとして二次元の射影でしか見ることができなかった。
特徴空間にマッピングされたビッグデータは、VR技術を使用することでより直感的・感覚的に把握することができ、ビッグデータの活用やAIの活用といったことに大いに役立てることができる。
また、単にVRで見るだけでなく、実際に特徴空間を足で歩いて移動したり、スケールを変更してビッグデータの中に入り込んだり、また、見おろしたりと、まさしくさまざまな角度からデータを検証できる。
また、膨大なビッグデータの分析には、UEIがサードウェーブデジノス社と共同開発したDEEPstation DK-1シリーズのExpert Editionを使用し、VRデモンストレーション用にはDEEPstation DK-1 Basic Editionをそれぞれ使用しているほか、分析にはUEIが株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所と共同開発したDEEPstationを利用している。
http://www.uei.co.jp/news/press-release/2016/06/29/3554/
0 件のコメント:
コメントを投稿