2016年10月2日日曜日

VRによる経験はこれよりも深く感じることができる“経験のインターネット”と呼べるものだ。未来では“経験”が新たな通貨となり得る。

ケヴィンケリーが語る未来は、さまざまなモノにインタラクションが期待されるようになると言う。そして、インタラクティブであればあるほどパワフルであり、インタラクションできないものはまるで壊れているかのように扱われていくだろう。













30年先の未来を予測するための、二つ目のトレンドは「INTERACITING」だ。スマートフォンに搭載されている加速度センサーやスクリーン、ビデオプロセッサーといったテクノロジーはVRに使うことができる。

VRによって人間は何を得るのか?これまでのインターネットは“知識のインターネット”だ。一方で、VRによる経験はこれよりも深いものだ。感じることができる“経験のインターネット”と呼べるものだ。未来では“経験”が新たな通貨となり得る。誰かの経験を買ったり、あるいは経験をダウンロードして共有できたりするようになる。













例えば病気で寝ているときにバーチャルで誰かに付き添ってもらうといったことも予測される。いわば、“経験の経済圏”がインターネット上に出来上がる。

さらにいえば、バーチャルな世界で最も重要で不可欠な体験は、モノを見ることではなく“友人や家族なども含む人と遭遇すること”だ。

VRであっても、目の前にいる人は本当にリアルで実在感があり、詳細に眺めることができるほどの精巧さだ。これはSkypeを使って誰かと顔を合わせる体験とは全く異なるレベルのリアリティーだ。そして、VRはソーシャルメディアの中でも最もソーシャルな社交の場となるだろう。





















エクストリームスポーツの選手にカメラをつけて、それを皆がレビューしたり、友人とシェアしたりということがつながっていって、インタラクションが増えてくることによって、新しい価値が生まれる。

VRというのは、そういったインタラクションを増やす方法なのだ。全身を使うことになり、あるいは顔の表情や感情などがどんどん要素として使われて非常に強力なインタラクションが起こることで、より多くのアテンションが生まれるだろう
http://dentsu-ho.com/articles/4402






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