2016年3月31日木曜日

この彫刻の不思議さは地上より上にある樹木より、主に地下にある「根っこ」に表現のエネルギーが注がれていること。しかも自然を人工的に作っている。世の中には不思議なことに興味を持つ人がいる。

































作者のホルヘ・マイエは、この空中に浮かぶ木の彫刻にはキューバ出身というルーツに起因すると言う。紙、ワイヤー、布、及びアクリルから作られたリアルなホルヘ・マイエの木の彫刻。ツリーの根は、地上の枝を模倣している。









http://www.thisiscolossal.com/



2016年3月30日水曜日

西武が建築家妹島和世に「斬新なデザイン」を依頼した。まるで視覚的に対象を透明化する光学迷彩のような、周囲の風景を映し出す銀色の流線型ボディという近未来的なデザインで話題をさらっている。


しかしWEB上では絵がまだ一枚しか無い。外観は都市や自然の中にやわらかく風景に溶け込むという。妹島和世特有の透明のような建築が得意なユニットSANAAとして金沢21世紀美術館やディオール表参道などを手がけ、建築界のノーベル賞と呼ばれる「プリツカー賞」を受賞した。
金沢21世紀美術館

ディオール表参道












































西武が新型の特急電車を導入するのは、1993年に登場した現行の「ニューレッドアロー」10000系以来25年ぶり。初の鉄道車両デザインに取り組んだ妹島和世は「建築と一番違うのはいろいろな場所を走ることが出来ること。たくさんの方々がみんな思い思いにくつろげるリビングルームのような、今日もまた乗りたいなあと思うような特急になればと思っています」とコメントを寄せている。
http://www.fashionsnap.com/
http://toyokeizai.net/articles/-/110610


2016年3月29日火曜日

ひたすら物を美しく整理するデザインを続けている私の大好きなサイト「Things Organized Neatly」が本になった。



私の大好きなサイトAustin Radcliffeが製作しているThings Organized Neatly が本になった。ひたすら物を美しく整理するデザインを続けている Radcliffe。















原研哉さんは「デザインとは整理である。」と常々語っているが、このコンセプト(モノを整理する)はとても強い、なぜなら消費社会においてモノは無限とまでは言わないが、大量に存在しテーマに事欠かない。




http://thingsorganizedneatly.tumblr.com/


2016年3月28日月曜日

ナショナルジオグラフィックによる日本の桜17選。絶景ばやりだが、今までこのような桜の見方をしていなかったような気がする。超絶美しい!

















日本は世界でも桜を見る機会の豊富な国だ。ナショナルジオグラフィックが地球の最も雄大な自然の驚異の一つであり、非常にはかない花びらの下には驚くほど母なる自然の存在を感じると最大限の賛辞を贈っている。満開の桜も美しいが、散りゆく桜が美しいというのも日本人の精神世界を映し出している。















ナショナルジオグラフィックは「日本では最も不思議な季節の到来を祝うために」とか「気象庁も桜の季節のための専用の予測を提供し桜前線の進行状況を追跡します。」など読むと、当たり前のように来る季節の到来の我が国の習慣も外から見ると不思議が一杯なのだろう。







http://www.boredpanda.com/





2016年3月27日日曜日

オースティンで開催された「SXSW2016」で3月15日、昨年のパフュームに続き「水曜日のカンパネラ」がアメリカでは初となるライブを行った。コムアイこと輿美咲は、SFCの教授だったときに授業でつきあいがあった。


[SXSW2016-7]テキサス州オースティンで開催中のミュージック・フィルム・インタラクティブの祭典「SXSW」で3月15日、水曜日のカンパネラがアメリカでは初となるライブを行ったので野外のクラブに行った。















コムアイこと輿美咲は、私が慶應義塾大学SFCの教授だったときに私のプログラムを取っていた縁で多少のつきあいがあっただけに、こちらも始まるまでは観客側で緊張した。















彼女は、どちらかというとおとなしい学生で、与えられた課題は確実にこなしていた。その彼女が「鹿の解体ショー」などをステージで展開したり、ヤフーのCMに出演するなど、このところメディア露出が頻繁になり、学生の彼女の断片しか見ていなかったことにやっと気がついた。















『ナポレオン』『チュパカブラ』『桃太郎』『ユタ(Utah)』多三曲を歌い無事終了。文学少女的でSFCらしくデジタルデバイスを自在に扱いながらパフォーマンスを展開するコムアイはまだまだ伸びしろを感じた。
水曜日のカンパネラ 「桃太郎」

水曜日のカンパネラ『ナポレオン』

水曜日のカンパネラ『チュパカブラ』

水曜日のカンパネラ『ユタ』


2016年3月26日土曜日

「ロボット×人工知能」テクノロジーが雇用を奪う。というコンセプトの元祖であるチャップリンは、機械に仕事が奪われる初期段階の予言だった。「新日本フィルの生オケ・シネマ~モダン・タイムス公開80周年記念」

「新日本フィルの生オケ・シネマ~モダン・タイムス公開80周年記念~チャップリン≪モダン・タイムス≫」が2016年 5月7日(土)にすみだトリフォニーホールで行われる。

作曲家としても傑出した才能の持ち主だったチャップリンの最高傑作『モダン・タイムス』。日本屈指の優れた音響を誇る「すみだトリフォニーホール」にて、新日本フィルの迫力ある演奏により、当時の録音技術ではその真価を十分に伝えられなかった、チャップリンが意図した音楽がデジタル修復版の高画質& 大画面スクリーン、そして大編成オーケストラの迫力で蘇るのだ。

≪モダン・タイムス≫は、資本主義社会や機械文明を痛烈に風刺した作品で、労働者の個人の尊厳が失われ、機械の一部分のようになっている世の中を笑いで表現している。自動給食マシーンの実験台にされるシーンや、チャップリンが歯車に巻き込まれるシーンが有名だ。

機械に仕事が奪われる。「ロボット×人工知能」のテクノロジーが雇用の75%を奪う。というニュースが頻繁に目に飛び込んで来る。しかし、この「テクノロジーが雇用を奪う」というテーマは、すでに1936年にチャップリンが監督・製作・脚本・作曲を担当したモダン・タイムスに見事に描かれているのではないか。

















ストーリーは製鉄工場で働くチャーリーは、スパナを手にひたすらベルトコンベアーを流れる部品にねじを回し続けるという単純作業を繰り返していた。その様子はテレビモニターで監視され、休む暇もなく働かされていた。ある日、チャーリーは労働者の食事時間を節約する自動給食マシーンの実験台にされ散々な目に合わされる。

















その後も仕事を続けていく内にチャーリーは発狂し、トラブルを起こして精神病院送りになってしまう。という展開だが、この単純作業もロボットに奪われるというのが間もなく来るであろうシンギュラリティーが生み出す課題だろう。

機械やコンピュータが、ごく一般的な労働に携わる平均的な人間の能力に並び、あるいはそれを超えた場合、どんな影響を経済に与えるのだろうか。新たな雇用問題として大きな不安要因になるだろう。
http://honvieew.com/technology/1893































チャップリンは作曲家としても傑出した才能の持ち主だった。『モダン・タイムス』の主題歌《スマイル》も、『ライムライト』の主題歌《エターナリー》もチャップリンの作曲によるもの。チャップリンは、若い頃からピアノ、チェロ、ヴァイオリンを演奏し、指揮をこよなく愛したという。

生オケ・シネマでは、当時の録音技術では伝えきれなかった「チャップリンの意図した音楽」が、カール・デイヴィスとの指揮と新日フィルの演奏によって、完全な形で姿を現す。
http://plankton.co.jp/moderntimes/

2016年3月25日金曜日

IBM Cognitive Studioはオースティンコンベンションセンターの近くに一棟立てのスペースで展開されていた。我々訪問者が列に並ぶとIBMスタッフが様々なインタビューを行いワトソンにデータをインプットする。

[SXSW2016-6]1990年代初頭、ダウンサイジングの大波に呑まれた巨象IBMは、ルイス・ガースナー氏の大胆な改革、戦略の大転換によって、数年にして復活をはたし、再び業界のリーダーに返り咲いた。そのIBMはWatson一色のように見える。

IBM Cognitive Studioはオースティンコンベンションセンターの近くに一棟立てのスペースで展開されていた。我々訪問者が列に並ぶとIBMスタッフが様々なインタビューを行いワトソンにデータをインプットする。そして我々のインサイトを分析されるようだ。















そのデータをもとに パーソナライズされたカクテル等様々なサービスが提供される。ワトソンは、すでに我々が好きなものを知っていると趣向だ。メリアム・ウェブスターの辞書には、 Cognitive 「認知」という用語を定義されている。IBMのWatsonというAIはあえて人工知能と言わず 人々の思考、理解、学習をCognitive 「認知」と表現している。

オースティン、テキサス州で2016年南サウスウエスト(SXSW)祭で参加者は、IBM Cognitiveスタジオ、IBMワトソンサービスとIBM Bluemixプラットフォームを使用して構築されたソリューションやケイパビリティーを紹介する建物の空間を訪問したときにどのような「認知をする」かの体験を与える。















画像に見られるようにディスプレイ上のインタラクティブな認知のさまざまなソリューションは、彼らはツアーの完了にスタジオに入った時からの訪問者のための没入体験を用意してあった。















5日間の会期中に訪問者すべての人生の歩みから開発者、デザイナー、起業家やビジネスの人々の何千もの経験上で取得するための怒濤のインタビューに耐え、並んで、各デモ・ステーションで使用する「スマート」センサータグを受け取りやっと入館出来る。















中に入るとロボットとの戦いが舞っている。参加者は懸命に戦うが、それはゲームの過程で収集した履歴データに基づいてApacheとBluemixが予測データを構築する。















また別のディスプレイ上のシリアスなゲームは、ダイアログ、人格識見、トーン・アナライザ、IoTを、予測分析、自然言語処理、およびBluemixとしてCognitiveを使用していた。





















SXSWでは、IBMは、訪問者に、面白い未来の世界を垣間見せてくれた。IBMはスマートに世界を作るために、Cognitive認知活用する方法についての詳細を学ぶためのあらゆる試行錯誤が容易されていた。

http://www.thoughtsoncloud.com/