空山基の個展「女優はマシーンではありません。でも機械のように扱われます。」が渋谷で開催される。期間は、2016年1月30日(土)から3月5日(土)まで。なぜかアカデミックからはあまり評価されないアーティストだ。一方でスケートボーダーなどにはファンが多い。
一方で、サブカル好きやファッション業界ではカルト的な人気があり、世界でもコレクターが多い。人体と機械の美を追求した作品を次々と世に送り出し、国内外で伝説的な存在となっているアーティスト、空山基 。2016年には既に5つもの展覧会を予定している。
もともとは刀鍛冶になりたかったという。本人いわく幼いながらにも、刃の金属のエロティックでセクシーなところに惹かれた。あとは光っているものに興味があった。もちろん、当時は理解できていないのだけど、何だかかっこいいなって思って見ていた。それは今でも同じ。子どもの頃に惹かれた、光や反射、透明感を作品で再現しようと、ずっともがいていると言う。
作品には、コアなコレクターが納得するようなモチーフを忍ばせることが多い。例えば、マリリン・モンローの腕にシャネルの5番の刻印や、ジョン・F・ケネディの家紋を描いたり、額に手旗信号で FUCK と入れたり。分かる人に共鳴する様な仕掛けをしている。
空山さんは、ソニーが開発したエンターテイメントロボット「AIBO」のコンセプトデザインを手掛けたことでも有名だ。彼がデザインした初代 AIBO は、分かりやすいコミュニケーションがコンセプト。
関節や骨の動きなどの構造、ここはこう動くものだっていうのを全て視認化した。
2001年に発売された Aerosmithの『Just Push Play』も空山さんの作品だ。
http://fashionpost.jp/portraits/55478
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