世界のデザインランキングは、米国が世界1位、2位がトルコ、3位が香港で、４位がイタリア、５位が英国、に続いて6位が日本だ。そして7位がブラジル、8位が中国、9位がドイツ、10位が韓国と続く。

このcurrent aggregated world design ranking 2015「現在の世界の国別デザインランキング2015」が、どの程度の正確さを持っているのかは不明だが、ある程度は目安になる。韓国のあるメーカーでは世界のデザインコンペでの受賞者は、その数やアワードのステイタス（金賞、銀賞などのレベル）で給与に反映させると聞いている。

日本製品のデザインについて二つのまったく異なる評価が存在する理由が見えてくる。「わが国の商品デザインのレベルは世界最高水準で、優れたデザインに毎日触れている我々のデザインセンスも世界最高レベル」という礼賛。

一方で日本製品のデザインに対する厳しい見方は、特に欧州のブランドとデザインを評価する立場から出されていて「日本のモノ作りは、マスマーケットを前提とした品質、コスト、納期の進化がビジネスだと思い込み、人間の感性をないがしろにしてきた」という厳しい意見が聞かれる

ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが選定を行っているレッド「ドット・デザイン賞」Red Dot Design Awardをはじめ、Good Design Award、iFデザインアワード、LEXUSデザインアワードと国内外のデザインアワードは多数ある。

世界デザインランキングは、デザイナーやデザインスタジオで勝利したデザイン賞の数に基づいて、すべての国をランク付けしている。次の表は、2010年から2013年の期間、現在の集計に基づいた世界デザインランキングを示している。

172賞の合計では、米国は世界1位で112個獲得して414のスコア、2位はなぜかトルコ？で89個獲得して353のスコア、3位が香港で81個獲得して323のスコア、４位がイタリアで71個獲得して272のスコア、５位が英国で55個獲得して217のスコア、に続いて6位が日本で45個獲得して219のスコアだ。そして7位がブラジル、8位が中国、9位がドイツ、10位が韓国と続く。

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