という、史上最年長のボンドガールを演じるイタリアの女優モニカ・ベルッチ(51)は欧米メディアのインタビューでこう答えた。
急速にグローバル化する社会の今、ダイバシティという手法を使わなければイノベーションは起きない、ダイバシティでない企業は生き残れない。映画産業もそうかもしれない。人種や性別に焦点が当てられがちだがダイバシティは人種、国籍、文化、風土、宗教、障害、性別、性的指向、年齢、既婚、独身、部門、業界などのほか、個人や集団の間で違いを生み出す可能性のある、あらゆる要素を考慮している。
ベルッチはサム・メンデス監督からは「ボンド役と同年代の女性が必要だ。若く見える必要はない」と告げられたという。50代の女優起用は「若さ信仰」が根強いハリウッドにもダイバシティの風穴を開けるのかもしれない。と歓迎し、「これまでボンドより年上の女性が、彼を誘惑するなんてなかった。女性に対して新しいダイバシティの見方が生まれているのではないか」と、業界の変化を期待する。
従来のボンドガールを演じた女優の平均年齢は29歳。ボンド役の俳優の平均年齢よりも14歳若い。このような“年齢制限”に挑む50代のボンドガールの登場について、ワシントン大セントルイス校のコリン・バーネット准教授(映画学)は「クレイグ演じるボンドは老いを意識しており、役柄を発展させ続けるため、同年代の女性とのロマンスが必要になった。ボンドシリーズは客層が幅広いから可能だったが、映画界に波及するには新たな女性像を描く必要がある」と指摘する。
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