案外知られていないジャパニーズドリーム漫画家の収入。プロが約５０００人。「ワンピース」の尾田栄一郎さんなどトップの漫画家は３０億円以上が毎年の収入になると言う。

案外知られていない漫画家の収入だ。『ワンピース』がギネス入りした。「１人の作者が描いたコミック累計発行部数が世界最多約３億２０８６万６０００冊」としてギネス世界記録に認定された。

いまや唯一のジャパニーズドリームと言われるマンガ家業。クールジャパンも漫画アニメ枠には寛容だ。ちなみに「ワンピース」は原稿料で年間５０００万。単行本の印税で年間１３億。一番大きいのはキャラクター化権などのグッズ販売。これが１５億程度。海外での収入はあんがい少なくて２億円。ざっと合計で３０億円以上が毎年の収入になる。

日経ＢＰが以前に面白い調査をした。まず、いま日本にはマンガ家が何人いるのか？プロが約５０００人のようだ。プロのマンガ家の年収は、わからない。しかし「２０世紀中に単行本を出した作家は、比較的楽に暮らしている」ということかな？

トップ３００人は、昭和時代のマンガ家が多く仕事には不自由しない。それに比べて平成のマンガ家はかなり不利だ。平成の特徴は「いま描いていない作家は、すぐに忘れられる」だ。

マンガ家は、いまだにジャパニーズドリームだと僕は思う。日本の漫画がすべて「たった５０００人のプロ」の手で生み出されている。

『マンガ家は儲かるの？　誰もがワンピース描けるわけじゃないけど』岡田斗司夫さんの連載コラムから要約。
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