ワトソンは瞬時にさまざまな情報源からの大量のデータを統合し、分析する“コグニティブ・コンピューティング”だ。「Jeopardy!」でクイズ王に挑戦した分析コンピューティング・システム「Watson」は、商用分野への応用も見据えている。
左脳、右脳を再現しようとする人工知能のコンピューティングの世界を、IBMでは「コグニティブ・コンピューティング」と呼んでいる。コグニティブとは認知ということ。
ワトソンは、質問応答技術の更なる向上を目的に、”自然言語処理技術”を、さらに進化させることを目的に設計された。「ジョパディ!」で出題されるバラエティーに富んだ複雑な問題に対して、100万冊の本を読むのに相当する自然言語で書かれた情報の断片を分析し、短時間で最も適した解答を導き出す分析コンピューティング・システムだ。
瞬時に複雑な質問文を解析して正しい解答を導かねばならないため、リアルタイムで情報を分析しながら莫大な量の並列タスクとデータを処理するという特殊な要求を満たすため、独自の技術が数多く取り入れられている。
このような世界は、人間の左脳が司る思考や論理の部分をコンピュータ化したもの。感性や感覚を司る右脳をコンピュータ化するのが「ニューラルコンピューティング」。左脳のコンピュータ化は、現状のノイマン型のコンピュータでも模すことができる。しかし、この右脳の世界は難しい。
人間の脳の中の仕組みであるニューロンのところを、機械で再現することが必要だ。ワトソンは、Linuxが稼働する「IBM Power 750サーバー」のラック10本分、総メモリー容量15TB、総プロセッサー・コア数は2,880個で構成されており、インターネットには接続されていない完全に自己完結したシステム。
“ワトソン”とは…IBMの技術を結集した最新鋭の自動応答システムで、コンピューターと人とのコミュニケーションをかつてないレベルまで高めた非常に高度なコンピューターです。
http://www-06.ibm.com/ibm/jp/lead/ideasfromibm/watson/
http://blogs.itmedia.co.jp/musasabi/2014/04/post-e977.html
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