坂井直樹の”デザインの深読み”: 小道具やシーンを設定して童話の世界を蟻を自由に操って作りあげたファンタジーワールド

この写真コレクションはフォトショップで加工したように見えるかもしれませんが、そうではありません。これらはロシアの写真家アンドレイ・パブロフ自身ががすべての作業を行ったものです。

彼は、マクロレンズを使用し、彼の豊富なアリの行動の知識をもとに、小道具やシーンを設定しました。パブロフは幸いにもモスクワの蟻塚近くに住んでいるために、彼の理想的な蟻の生態をリサーチするために旅行する必要はありません。
パブロフは、「子供がいたおかげで、おとぎ話を読み聞かせた経験の中で、それらの話の大半は実際に子供の頃自分自身がやったことがない事に気づいた」と語る。そして自分自身の欠落した経験を補うために、この画像にあるようないくつかの童話を蟻を使って作ることにした。