ランドール·ローゼンタールが制作した古新聞や雑誌、ダンボール箱に無造作に放り込まれた大量のドル紙幣、漫画本、封筒に入れられた通貨。バーモント州で切り出されたホワイトパインの一枚を巧みに削りアクリル絵の具で塗装されたものだ。
削りだしのプロセスの画像を見るまでは信じられない出来映え。ローゼンタールは、薄っぺらな新聞用紙のやテープの半透明の部分と、劣化した段ボール箱を最低限の必要な材料のみで作り出すリアリティーがすごい。
1960年代後半にカーネギー工科大学を卒業後ローゼンタールは、スーパーリアリズム絵画の最初の展覧会を開き80年代後半まで追求した。その後彼の表現は、建築設計を経て、スーパーリアリズムの彫刻に移行した。
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