アメリカ海洋大気庁によると、人間が探求した海底は、なんと5%未満。つまり95%もの海底が未だ人間の目に触れず、謎となっているそうです。そんな謎の多い海底にミステリーサークルが存在していました。そしてその謎を日本人写真家が、世界で初めて撮影しました。奄美大島で発見されたそのミステリーサークルは、なんと一匹の小いフグによって作られたものでした。
儀式で使うかの様な、実に巧妙に作られたこのミステリーサークル。数センチしかないフグがヒレを使い、日夜この自然の彫刻を作り出しています。どうしてこのような自然彫刻を作り出すのでしょうか?
観察していると、これには様々な重要な生態系の機能があることがわかってきました。その最も重要な一つが、メスのフグを引き寄せる事です。山と谷に魅了されたメスフグが近づいてくるのです。そしてその卵をサークルの中心に産みます。
なんとこのサークルは壊れやすい卵、そして幼魚を守るのです。さらに分かった事は、この自然の彫刻はより隆起部が多い程、よりメスを引き寄せるということ。 どうしてこのような習性が始まったのでしょうか?生物の進化は謎が多いですね。
<Yoji Ookata>
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