2013年6月29日土曜日

アイ・ウェイウェイは完全に権力の立場を逆転させ、81日間に及ぶ自らの拘禁体験をネタに、監視役の刑務官を鑑賞者たちに監視させるジオラマ作品を展示した。「まるで自由世界の人々の目からの監視」という屈辱を中国の権力側が受けさせられているようだ。


















反骨とは、こういうことを言うのか?私のような気の弱い人間には考えられないし敬服に値する。このジオラマ作品により、アイ・ウェイウェイは完全に権力の立場を逆転させ、同氏を監視している監視役を、鑑賞者たちに監視させる状況を作っている。こういう権力との戦い方を見て、中国の権力側の人間の心中は穏やかでは無いだろう。しかし中国の反体制派アーティストアイ・ウェイウェ)のこれらの芸術活動は権力の圧力が多ければ多いほど、彼の作品が輝くのだ。

















アイ・ウェイウェイの「81日間に及ぶ自らの拘禁体験」をジオラマで忠実に再現した作品がヴェネチアにあるサンタントニン教会に展示されている。信者席の場所に、6個の鉄製の箱が置いてあり、独房に閉じ込められた男(アイ・ウェイウェイ)の様子を再現した、実物そっくりのジオラマがあるのだ。たぶん3Dプリンター作品。





























これらのジオラマでは、役人に尋問を受けた場面のほか、白い簡易ベッドで睡眠をとったり、食事やトイレの際にも至近距離で監視されるといった、艾氏個人が体験した瞬間が再現されている。「艾氏は、異常なまでの監視を受けていた。拘留中ずっと、非常に近い距離から監視されていたのだ」と、S.A.C.R.E.D.のキュレーターであるマウリツィオ・ボルトロッティは説明する。

今度はまるで中国の権力側が自由世界の人々の目からの監視されるという罰則と屈辱を受けさせられているようだ。
記事ソースwiredの文章の引用&加筆以下から
http://wired.jp/2013/06/28/ai-weiweis-self-referential-work-in-venice/



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