武蔵野美術大学の学生が、卒業制作として製作しました。”Asobi”と名付けられたこの作品は、11個の電球からなります。ニュートンのゆりかごを想起させるビジュアルでありながら、プログラミングを用いる事で新たな視覚経験を提供してくれています。なんとも愛らしいですね。
これは電球の振り子です。写真に写っている光る電球が右から衝突すると、その衝突力は隣り合った電球を通じて、一番左の電球に伝わります。するとその電球ははじき飛ばされ、また戻り、その衝突力はまた一番右の電球へと伝わっていく。これが繰り返されます。
写真からでは伝わりませんが、この作品にはさらに2つの仕掛けがあります。1つは、衝突力が電球から電球へと伝わって行く様子を点灯で表現したこと。右 → 左 → 右と電球の点灯が、力が伝わる速度で変化します。もう1つは、電球がぶつかり合う音。電球がぶつかりあう瞬間に発生する、高くて軽い音が響く空間は、オーディエンスの五感を作品に集中させます。この作品の作者 刈谷康時さん
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