今日は若い人にはあまり知られていない、今やマイナーなデザイン界の話をします。昨年浅葉克己さんとトークショーの後、「飲もう」と言うことになって、二人で緒方慎一郎さんの経営する「東山」に行きました。いつも僕が使っている個室に入ったら、巨大なキャンパス地にシルクスクリーンでプリントされたオリジナル版画が飾られており、浅葉さんが「ソウル・バスだあ。」と突然叫び、感動していました。
この画像は東山の個室に貼られた映画のポスターの原題は「Saint Joan」で、邦題は「聖女ジャンヌ・ダーク」制作年は1957年。監督は、オットー・プレミンジャー、脚本/原案は、グラハム・グリーン/ジョージ・バーナード・ショウ /出演主役はリチャード・ウィドマークです。
ソウル・バス(Saul Bass, 1920年5月8日 - 1996年4月25日)は、アメリカ合衆国のグラフィック・デザイナー。ニューヨーク市出身。映画のタイトルデザインで広く知られ、映画界にタイトルデザインの分野を確立した人物ともいわれる。第一人者としてその死まで活躍した。
Tron vs. Saul Bassトロンのムービータイトル
Tron vs. Saul Bass from Hexagonall on Vimeo.I love the simplicity and minimalism of Saul Bass. I love the film Tron and I thought, and if Saul Bass had done the opening title of the film?
The Man With The Golden Arm
バスのタイトルデザイナーとしてのデビュー以来、プレミンジャーとは密接な仕事ぶりで、『黄金の腕』(1955年)☟
マーティン・スコセッシ作品のタイトルデザインが多く知られている。スコセッシと5本めに組んだ『カジノ』(1995年)が最後にかかわった映画となり、1996年、75歳で死去。デザイナーとして関わった映画は約60本にのぼる。
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