2016年10月29日土曜日

21_21 DESIGN SIGHT で、「デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法」が開かれている。私は工業製品の解剖図をネットで探してみた。

21_21 DESIGN SIGHT で、2016年10月14日より、「デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法」が開かれている。素材や味覚、パッケージなど、製品が手に届くまでのあらゆる段階で多様な工夫が凝らされている。































それらをつぶさに読み解いていくのが「デザインの解剖」だ。「デザインの解剖」は、グラフィックデザイナーの佐藤 卓さんが2001年より取り組んでいるプロジェクトで、身近な製品を「デザインの視点」で解剖し、各製品の成り立ちを徹底して検証する試み。私は工業製品の解剖図をネットで探してみた。なかなか面白い。

















































http://www.2121designsight.jp/program/design_anatomy/
http://thingsorganizedneatly.tumblr.com/archive#_=_


2016年10月28日金曜日

iPhoneに飲み込まれた100以上のプロダクトを展示しているノザイナー「かたちと理由」展 。

iPhoneに融合した100以上のプロダクトを展示している。「人がどう身体を拡張したいのか、その片鱗が見えてきます。」と、ノザイナーこと太刀川さんが語る。早速昨日「3gギャラリー」に行って見てきた。全体に完成度の高い空間構成で、見応えがあった。

【開催中】ノザイナー「かたちと理由」展 http://bit.ly/2cspBSo 『デザインは、物の生物学だ』ソーシャルデザインイノベーションを理念に掲げる展覧会。10月31日まで















2006年の晩秋に深澤直人さんとKDDIデザイニング・スタジオで対談を思い出した。その中で、プロダクトデザインの未来に対して深澤さんから興味深い話が出た。こういう話だ、「僕のプロダクトデザインに対する考え方から言うと、ある程度、今空中に浮いている、中間領域にあるものは、2つの方向に分かれると思います。」

「1つは壁の中や建築の中などの空間に取り込まれていく方向性。もう1つは人間の身体の中に取り込まれていく方向性です。これは紛れもない事実で、逆らうことはできません。ただし、しばらくはケータイに取り込まれていくだろう。」














昔の大きなブラウン管のテレビは、液晶やプラズマテレビとしてどんどん薄くなって壁の方に近づき、扇風機という空間に露出していたものは、エアコンとしてだんだん壁に入っていっている。また一方で、昔は大きなテープレコーダーだったものはどんどん小さくなってiPodになり、さらに小型のMP3プレーヤーになって体に近づいていっている。

そこに限度はあるが、そういうものの行き先は決まっている。そして、空間に残るものは家具くらいしかない。















ケータイがギリギリまで人間に近づいたときにどうなるかというと、とても人間に近寄りすぎていて難しい。どこまで物理的なインタラクションを起こすか。僕は1つの路線として、カードという基準サイズがあると考えています。そしてその中に自分の心臓部を入れるかというと、別の面でメモリーなりいろいろなものを封入するひとつの単なる箱、物体としてしか存在しなくなる。

















ケータイは個人認証が出来、課金出来ることが、何より他のプロダクトより優れている。その特性を活かして、印鑑証明、保険証、免許証、今後はパスポートなどもケータイで済ませる日がくるのかもしれない。現在もケータイにはすでに色々な機能が入ってきた。

インターネット、メール、ミュージック・プレイヤー、suicaやedyのような電子マニー、クレジット・カード、テレビ(ワンセグ)、カメラ、ビデオ・カメラ、デジタル・ラジオ、電子書籍、録音機、カーナビなどの電子地図、デジタル写真アルバム、デジタル新聞。

















この機能の内、もともとは「質量を持っていたプロダクト」は、カメラ、ビデオカメラ、ラジオ、録音機、カーナビ、パソコン、ミュージックプレイヤーなどで、これらはアプリというユーザーインターフェイスになり「質量を失った」つまりプロダクトデザインの対象ではなくなる。

もちろんまだカメラやビデオカメラなどは単機能のプロダクトとして一定の市場を持っている。しかし、今後は「ケータイでいいや」という人も増えてくるだろう。
http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?seq=00000681



2016年10月23日日曜日

葛飾北斎の新たな西洋画の遠近法などの特徴がみられる絵画がオランダの博物館が所蔵していた。
















オランダのライデン国立民族学博物館に所蔵され、作者不明とされてきた絵画6枚の作者が、葛飾北斎だったことが同館の調査で分かった。日本に西洋医学を伝えたドイツ人医師、シーボルトが持ち帰りオランダのライデン国立民族学博物館が所蔵していた絵画6枚が、江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎(1760〜1849)の肉筆画であることが、同博物館の調査で分かった。















6枚は江戸の街並みを描いた風景画。タイトルはないが、和紙に「日本橋」「両国橋」「品川」などを題材に川や人々や橋が描かれた。空を大胆に取り入れた構図などに西洋画の特色が表れている。日本人画家は浮世絵とか水墨画みたいな絵しか描けなかったのではなく、世間に受ける画風が浮世絵だったのか?















長らく作者不明とされてきたが、同美術館の北斎を研究するチームがシーボルトの子孫に確認したところ、北斎の作品である可能性が高いことがわかった。シーボルトが残した記録には、1826年に江戸に上った際「上手な絵師と会った」という記述があり、この際に北斎から絵画を受け取ったとみられる。















北斎研究で知られるライデン国立民族学博物館のマティ・フォラーシニア研究員などのチームが、シーボルトの子孫が所蔵していた目録と照らし合わせたところ、「北斎が我々のスタイルで描いたもの」という記述が見つかり、北斎の作品である可能性が高いことがわかった。















西洋画の遠近法などの特徴がみられ、フォラー氏は「北斎が西洋の技法をよく理解していたことが分かる。非常に画期的だ」と話している。















http://mainichi.jp/
http://www.huffingtonpost.jp/



2016年10月22日土曜日

Ori Toorによって作り出された超現実的な砂で出来たような生き物のアニメーション

テルアビブベースのイラストレーターでアニメーターOri ToorはLooopismというタイトルの不思議なアニメーションを作成した。彼はスケッチや明確なプランなしで、風変わりなワームのようなイラストに即興的なアプローチを強調したユニークな作品を生み出す。
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http://www.thisiscolossal.com/


2016年10月21日金曜日

デザインと付く言葉が増殖中だ。その中でもわかりにくいサービスデザインとは、デザイン思考を通してより良いサービスを作り上げていくプロセス。

サービス提供者と対象者のみならず、ステークホルダー全ての潜在的ニーズや行動を十分に観察し理解し、満足してもらうような素晴らしいサービスを提供することがサービスデザインのゴールだろう。経営学でも「 サービスデザイン」 はまだ体系化されていない。

サービスデザインとは、サービスの質と、サービス提供者と顧客の間のインタラクションの改善を目的として、人・インフラ・コミュニケーション、そしてサービスを構成する有形の要素をプランニングし、まとめあげる活動である。多くの観察をまとめて、スケッチやサービスプロトタイプなどで、コンセプトやアイディアを視覚的に表現する。wikipedia

btraxから具体的な例を挙げる。具合が悪いため病院に行くと長蛇の列があり、2時間待つことになった。ようやく名前を呼ばれたかと思うと、看護師に問診票を書いて体温計で体温を図るように言われ、更に30分待つことになり具合は悪いし長時間待たされてイライラするしで、とにかく最悪な時間を過ごした。











こういったネガティブなサービスにおいて、まず何が問題かを定義することが必要だ。患者を長時間待たせてしまう原因、問診票や体温計を渡すタイミングなど一つずつ問題を洗い出していく。

そして、サービス対象者の患者だけではなく、看護師や医師などサービスに関わるステークホルダー達にヒアリングをして、サービスの改善点を絞っていく。その後、このプロセスで生まれたアイデアをプロトタイピングしながら試験的に試していき、サービスを構築していく。
http://blog.btrax.com/

2016年10月16日日曜日

ホンダはスタートアップ企業カブクと協業し、3Dプリンタを使ったクルマを「鳩サブレー」で知られる豊島屋モデルを共同製作した。















ホンダは10月4日、3Dプリンタを使ったデジタルものづくりプラットフォーム「Rinkak」を運営するスタートアップ企業カブクと協業し、3Dプリンタを使ったクルマ「マイクロコミューター豊島屋モデル」を共同製作した。
















「鳩サブレー」で知られる豊島屋豊島屋のカスタマイズ車両を作り、CEATEC JAPAN 2016で展示。各企業がそぞれのオリジナルのパッケージでEVカーを作り出すと面白くなる。また企業のブランディングの新しいプラットホームになる可能性もある。















カスタマイズ車両は、超小型電気自動車「MC-ベータ」をベースに、カブクが提供するカスタマイズ商品をオンデマンドでデジタル製造する「Rinkak マス ・カスタマイゼーション・ソリューション」を使用して実現したもの。
















外装部品や荷室は3Dプリンタで作っている。シートには鳩サブレ柄をプリント。立体的な豊島屋のロゴも付いている。このようにブランドの表現としてEVカーのカスタマイズが活用される時代になる。最新のプリンタを用いることで、クルマの外装のような大型の部品も作れるようになった。開発期間は約2カ月。


















http://www.designboom.com/


2016年10月15日土曜日

あらゆる工具類で作られたアルファベット

あらゆる工具類で作られたアルファベット。工具類はほとんどの物は関節というか支点を持っているので、こういう形状をつくるための構造はもともと持っている。


































https://www.behance.net/gallery/42722845/STRUCTURE-x-Type