2015年4月30日木曜日

「2030年までに、ニュースの90%以上はロボットが書くようになる」そして、ニュースなどのリアリティーを感じるコミュニケーションではバーチャルリアリティーが使われる可能性がある。


















コンピューター科学の分野で著名なクリスチャン・ハモンド博士が「2030年までに、ニュースの90%以上はロボットが書くようになる」という予測を発表した。














今後は言語化しにくいよりハイコンテキストな感情であったり身体的な感覚までもがオンライン上で使われていく。バーチャルリアリティーはちょっと懐かしい言葉ですが、ニュースなどのリアリティーを感じるコミュニケーションではVRは使われる可能性がある。Oculus Sexy Rift: The Best and Funniest OR Reactions Ever Compilation
Oculus RiftがFacebookに買収されたニュースが世界的に大きな話題となりましたが、今後は、ジャーナリストが経験した体験”をOculus Riftで、まさにそこにいるかのようにリアルに伝えることもニュースの仕事になっていく可能性がある。

















自分がいるところを3Dで撮影し、配信するニュースというイメージだ。それをOculus Riftをかけた人が見ると、バーチャルリアリティーでその現場を体感できる。
記事ソース:http://social-design-net.com/archives/13131



2015年4月29日水曜日

フォルクスワーゲンCM「ゴキゲンワーゲン」とワーゲンの持っている資産(ヘリテージ)の価値の大きさ。「ブランドの価値創造のためのデザイン」の意味とは?


フォルクスワーゲンCM「ゴキゲンワーゲン」。このCMはとてもコミカルに作られていて外車特有の気取ったイメージは無い。もう一方の見方で見るとワーゲンの持っている資産(ヘリテージ)の車が続々登場する。






















クラシックからフォルクスワーゲンをベースとして開発されたスポーティカーのカルマンギア、VolksWagen Type2という小型バス等。
Volkswagen TVCM ゴキゲン♪ワーゲン 「登場篇」 15秒

伝統の継承が出来るメーカーは豊かな感じがする。オリジナルビートルは、フェルディナンド ポルシェ博士が、徹頭徹尾ユニークなアプローチでデザインとメカニズムを練り上げ、さまざまな困難も乗り越えて、結局65年もの長寿を保ち2,153万台も生産された「スーパースター」なのだ。
Volkswagen TVCM ゴキゲン♪ワーゲン 「洗車篇」 15秒 カルマンギア

日本のデザインは「新しさ」にこだわりすぎ「歴史」を否定してしまう理由は、日米国型の「経営資源としてのデザイン」と考えられてデザインも消費するところに起因する。一方欧州型は「ブランドの価値創造のためのデザイン」とヘリテージを継承し過去へのリスペクトがありデザインは面影を残しながら現代的デザインにチューンナップする。

















Volkswagen TVCM ゴキゲン♪ワーゲン 「ビートル篇」 15秒 ビートルとニュービートル

Volkswagen TVCM ゴキゲン♪ワーゲン 「キャンプ篇」 15秒 ワーゲンバス




2015年4月28日火曜日

椅子、テーブル、彫刻に自然の木を育てて作る家具は驚嘆する。


何とこれらの作品には、今後も何百年も続く可能性があり、自然と職人の間の協働で作られるプロダクト。木の新芽から育て、形状に合わせて成長させるという技法。
椅子、テーブル、ランプとミラー等様々な家具に合わせて木を育てる。アーティストのギャビン・マンローは、自然、幾何学と木材を利用して自然の成長の欲望の美しさに触発され、植物職人の技術や工芸品を開発して10年間を費やしてきた。それにしても何と人工的な技法だろ。





http://fullgrown.co.uk/

2015年4月27日月曜日

「カーボンフライヤー」と名付けられた飛行機は、紙飛行機と似たような形をしているが、翼の後部に小さなモーター式のプロペラが付いたドローンだ。価格は129ドル完成度が高い!
















最近クラウドファンディングでデザイン的にもエンジニアリング的にも優れたモノが増えてきた。特にムービーの完成度がすごい。CMのクォリティーさえ上回る。














カーボンファイバー製の紙飛行機が登場した。「Carbon Flyer(カーボンフライヤー)」と名付けられた飛行機は、一般的な紙飛行機と似たような形をしているが、翼の後部に小さなモーター式のプロペラが付いたドローンだ。

https://youtu.be/R0Np7SfX4yM
左右のプロペラを独立して制御することで、スマートフォンからコントロールができるようになっている。ビデオカメラも搭載。













本体のサイズはA4用紙で作る紙飛行機とほぼ同じで重量は42.5gと超軽量。スチールの100倍もの強度を持つカーボンファイバー、強度・耐久性とも従来のラジコン飛行機とは桁違いに強い。













充電1回あたりの最長飛行時間は3分間で、その間はBluetoothでペアリングしたスマートフォンから、約73mまで、飛ぶ方向や本体の角度をコントロールでき、LEDまで着いている。

Indiegogoで25万ドルの追加目標も達成して、スマートフォンからカメラやライトをコントロールできるように仕様がアップグレードされることになっている。完成度が高い!
https://www.indiegogo.com/


2015年4月26日日曜日

鳥の声に反応して、さまざまな方法でアニメーション化する極めて美しいデジタルサウンド彫刻

audio
オーストラリアの芸術家アンディ・トーマスは、オーディオ入力に反応して3Dアニメーションとして出力される「オーディオ生命体」とも呼ぶべきデジタルで出来た人工生命体を合成した。

Nightingale and Canary from Andy Thomas on Vimeo.

Whip Bird Sound Sculpture test 1 from Andy Thomas on Vimeo.
http://www.thisiscolossal.com/2014/08/audio-life-forms-andy-thomas/
http://www.andythomas.com.au/


2015年4月25日土曜日

ナビがフロントガラスに表示出来るMINIはゴーグルでそれらを実現しようした。このゴーグルがネットに繋がればオンライン化の一歩になる。

車は精密機械、テクノロジーとは切っても切れない。しかしネット的には未だにオフラインだ。しかし、近年ネット環境との親和性のあるテクノロジーとの接近が特に感じられるようになってきている。Googleグラスが出てきたときに、車と相性が良いなあと直感した。

テスラー登場以降、特にナビやHUDの技術は大型タッチディスプレイやスマホ連携などが進んできた、ナビがフロントガラスに表示出来るプロダクトが次々と登場している。MINIはゴーグルでそれらを実現しようした。このゴーグルがネットに繋がれば視覚の交換など、高次元のインターラクションが新しい世界を開くだろう。

MINI's augmented-reality glasses allow drivers to see through the body of their car from Dezeen on Vimeo.
コンセプトモデルの段階だが、既にクアルコムと共同で開発を進めている。クアルコムの技術を考えれば実現可能な話だ。運転用のゴーグルだが、ミニの車体デザインやインテリアデザインを適切に取り入れて、ごついARゴーグルになることを避けている。



http://www.dezeen.com/


2015年4月24日金曜日

今日SLUSH ASIAで盲導犬に代る、情報の「相棒」となる杖NS_cane Ver,2を発表します。Ver.2ではVITRO製の8pinoという世界最小サイズのコンピュータを使いビーコンや加速度センサーも搭載。

NS_caneは、盲導犬に代る、情報の「相棒」となる杖と都市空間や通信インフラとのコミュニケーションいわゆるIoTプロダクトだ。プロダクトデザイン、センサー技術、プログラミング、インタラクティブメディアetc の多様な要素を融合した杖だ。






















杖の先に設置されたカメラが黄色の点字タイルの色を認識し杖のグリップをバイブレーションさせ本人に「点字タイル」を認識させ同時にLEDを発光させることで周囲に危険を知らせるVer.1に加えて、Ver.2ではVITRO製の8pinoという世界最小サイズのコンピューター(極小のArduino互換機)を使い杖のパイプの中に大半の部品を収納することに成功した。























また加速度センサーにより加速度を測定し、信号処理を行うことによって、杖の傾きや動き、振動や衝撃といったさまざまな情報を取得できる。さらに今回初めて搭載したBluetooth Low Energyによるビーコンで、スマートフォンなどのスマートデバイスとの連携や接近検出が可能になる。














杖・スマートフォン・BLE紛失防止タグのついた貴重品の置き忘れ防止機能をはじめ様々なアプリ・サービスとの連携を可能にし、将来的には外出・帰宅の検出によるスマートホームとの協調の可能性も備えた。ビーコン機能は公共施設や交通機関と連携すれば事故の未然防止やサービス向上への活用が可能となる。そしてこのVer.2では杖のパイプを透明にしたことにより多数のLEDで周辺の人々にユーザーの存在を知らせることも出来る。






















今後圧力センサを含む複数のセンサで、圧力分布を分析できる。つまり取っ手(グリップ)から疲れ方、異常を検知出来る。あるいは、なにかのスイッチとして使うことも出来る。

たとえばカメラであれば、すでに実現したハンディキャッパーに危険防止の「黄色いタイル」の認識や、今後は「横断歩道の白線」などを認知しバイブの振動で伝えることも出来る。今後は空間にRFID を埋め込んだり、より複雑なセンサー類の組み合わせが可能になる。いわゆるユビキタスコンピューティングの実現を杖で行う。






















AD:坂井直樹(WATER DESIGN)
PD:菅野敬一(AERO CONCEPT)
ソフトウエア・デザイン+電子工作によるプロトタイプの製造:VITRO(田中章愛、高橋良爾)

Contact:株式会社ウォーターデザイン
140-0002 
東京都品川区東品川2-2-43(amana_T2)
T:03.6433.0535


2015年4月23日木曜日

スマホ非対応によるアルゴリズム更新は過去に実施されたパンダアップデートやペンギンアップデート以上の影響を及ぼす?



4月21日火曜日にスマホ対応についての大きなアップデートが行われた。モバイル版のグーグルで検索をかけると、こんな風に「スマホ対応」という文字が表示されるようになっている。この表示がついているか否かが、検索結果の表示順位に大きく影響を及ぼすようアルゴリズム変更にアップデートをかける。アクセス数も激減する可能性大。




















2013年度の1年間でPCからのインターネット利用者は約350万人(6%)減少し、2014年3月時点で5,376万人となっていました。一方で、スマートフォンからのインターネット利用者数(アプリの利用とウェブサイトの訪問の両方を含む)は約1,100万人(38%)増加し3,978万人となっていた。















私もグーグルのモバイルフレンドリーテストのページでチェックした。個人ブログ「デザインの深読み」とWATER DESIGN社をテストしてみたら、個人ブログは「問題ありません。このページはモバイルフレンドリーです。」OK!しかし、WATER DESIGN社の結果は悲惨「モバイルフレンドリーではありません。」ガーンです。早速HPの作成を一からやり直すことにした。

ページがモバイル フレンドリーではないと判断される可能性のある理由では
×テキストが小さすぎて読めません
×モバイル用 viewport が設定されていません
×リンク同士が近すぎます
https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/?hl=ja



2015年4月22日水曜日

フィンランド発のスタートアップイベントが熱い。まるでレイブのように刺激的な「SLUSH ASIA」4月24日にアジア初イベント開催。

Slushにて対談するガンホーの孫泰藏氏とSupercellのイルッカ・パーナネン氏

フィンランドで毎年11月に開催されるテック・コミュニティのイベント「SLUSH」のアジア版が日本で開催されることになった。まるでK-1かレイブのように刺激的な演出だ。これに興奮して投資家の財布も緩みそうだ。私もNS_caneを博報堂QUANTUMのサポートで出展する。

もともと起業家思考が弱かったフィンランドの若者の意識を変えようとスタートしたイベントで、2008年の初開催では参加者は200名程度だったのがたった6年で世界約80カ国から1万4000人の来場者が訪れるイベントになった。
世界をリードするゲストスピーカーによるトークセッション、ステージに立つ権利を勝ち取ったスタートアップによるピッチ、スタートアップや投資家など会場内の参加者同士のミートアップの場などが設けられる。

アジアで最初となる「SLUSH ASIA」を4月24日に開催される。開催場所は東京のお台場で、起業家や投資家、企業、ジャーナリストなどを対象に、国内外から参加者を募る。

















TEAM SLUSHを牽引するのはアングリーバードで知られるRovio Entertainmentの元日本代表、アンティ・ソンニネン氏。現在は音楽系スタートアップのBeatroboでCOOを務めている。

登壇するゲストスピーカーにはSupercell CEOのイルッカ・パーナネン氏、Rovio Mighty Eagleのピーター・ヴェステルバッカ氏、Mistletoe CEOの孫泰蔵氏、DeNA創業者の南場智子氏などが決定している。

前回ヘルシンキで開催されたSLUSH本体には世界中から1万4000人ものスタートアップや投資家などが参加、各国首脳も顔をみせるなど、フィンランドにおける一大コミュニティに発展している。
以下参照記事
http://asia.slush.org/
http://thebridge.jp/

2015年4月21日火曜日

機能を突き詰めると美しいデザインが生まれるという表現があるが、田村奈緒さんの作品には当てはまらない。機能的では無いけれど美しいデザインは存在する。


機能を突き詰めると美しいデザインが生まれるという表現がある。確かにそういうロジックで説明できるデザインもあるが、田村奈緒さんの作品には当てはまらない。彼女の作るモノにはファンタジーがあり詩のようにも感じる。機能的では無いけれど美しいデザインは存在するという証明のようだ。
Wonder Glass社と共同で制作した「Flow(t)」。水の都・ヴェネツィアにインスパイアされ「吹きガラス」という手法でつくられたシャンデリア。
WonderGlass - Milan 2013 from Wonderglass on Vimeo.
続いて今年のミラノサローネで発表されたシャンデリアMomentoは床に、水面に現れる波紋のような影を作り出す。ひたすら美しい空間を生み出す。



http://naotamura.com/

2015年4月20日月曜日

「SENSORS IGNITION 2015」イベントの一コマは真鍋大度。56年の歴史に幕を閉じた、国立競技場。5000人の参加者にスタンドで写真を撮ってもらい、3Dモデルで再現した。


テクノロジーとエンターテインメントの邂逅として「SENSORS IGNITION 2015」イベントの一コマは真鍋大度さん。「56年の歴史に幕を閉じた、国立競技場。改修前に5000人の参加者にスタンドで写真を撮ってもらい、それを3Dモデルで再現した」と解説した。











「みんなで残す」というコンセプトで製作された。長い歴史があった「聖地」である国立競技場に「みんなの思いを乗せる」参加型の発想が、メディアアートのみならずエンターテインメントとして成立しているところが素晴らしいMemory Our Stadium。
2014年5月31日。56年の歴史に一旦幕を降ろした国立競技場。あの日、あの場所にいた、みなが撮影した写真をつなぎ、3次元の記念写真をつくるプロジェクト。ここに集まったすべての人たちの姿と共に、最後の国立の姿が、ここに刻まれている。











以下WEBサイトのコピーも感動的!偉大な記録、数々の名勝負を生み出した、このスタジアムを私たちは永遠に忘れない。











誰よりも速く走る男がいた。誰よりも高く飛ぶ男がいた。誰よりも遠くへ飛ぶ男がいた。誰よりも鮮やかに前進する男がいた。誰よりも美しい弧を描く男がいた。人間の可能性を超え、肉体の限界を超えた、アスリートたちの軌跡が、AR技術によって、360度の視点からよみがえる。
http://ourstadium.jp/#about




2015年4月19日日曜日

従来のポップアップ絵本を超える鮮やかな3Dの大人のポップアップワークス

















ワルシャワ在住のアーティストBozena Rydlewska別名Bozkaは、従来のポップアップ絵本を超える鮮やかな3Dのポップアップワークスを作成した。















その美しさとディテールに驚嘆する。彼女のイラストは、三次元の形でどのように見えるのかを、好奇心旺盛な「植物学」を学習した後にシリーズを開始した。















彼女自身のポップアップワークを開始する前に、イギリスの西ディーン·カレッジでポップアップブックのコースに参加し、デジタルでは無くフィジカルな手で何かを創作することによってコンピュータで作業の疲れを癒やすことを熱望していた。



http://popups.bozka.com/