一ドルが安いわけでは無い。この危険な場所と膨大なレストア予算を考えれば当たり前かもしれない。復旧や建設の技術を持ったゲイツ氏は、コミュニティのために90年の歴史ある建物をレストアし美しい20,000平方フィートのスペースをライブラリに再生した。
塗料や破損したタイルの剥離のような古い内装の一部は、建物が長く興味深い歴史を持っていたことを人々に思い出させるために保存されている。我が国では全部崩壊させ新品のビルを建てることがトレンドになっているが、ヘリテージを残しながらビルの機能を回復させる方が素晴らしい景観を壊さずに済む。
スペースは展示会のために使用されるだけでなく、文化の発展を促進するリビルド財団のホームとして使用される。アフリカ系アメリカ人の歴史と文化を認識し、共有することができる場所だ。
ハウスミュージックのゴッドファーザー、「フランキー・ナックルズのアーカイブ、収納する 」そしてシカゴ大学と芸術協会の学校から60,000枚のガラスランタンスライドを収蔵。アフリカ系アメリカ人の出版社から本や雑誌のコレクションも多い。
遺産(ヘリテージ)を再考し、共有するために「アフリカ系アメリカ人の文化と歴史のリポジトリ、芸術家の次の世代のための実験室」と「近隣住民のためのスペースで、芸術家、学者、学芸員など、サウスサイドの歴史のコレクターのために」
シカゴサウスサイド:危険な場所として知られるシカゴのサウスサイドはここ10年で激変した。シカゴの大半を占め、ブルースやジャズの本場とされるこの地域では社会の崩壊が進み、住宅開発から取り残され、ドラッグが蔓延し、貧困地域も拡大している。
街を歩けば、荒れ果てた建物と路上にたむろする人々が至る所で目につく。銃撃に巻き込まれて罪のない子供が亡くなる事件も相次ぎ、連邦政府は対策の強化を叫んでいる。だが今年に入ってからも、暴力事件は増加するばかりだ。
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