2013年3月31日日曜日

ブルックリン・ブルワリー・マッシュのストップモーション·ツアー


















ブルックリン・ブルワリー・ビールのマッシュツアーを推進するために、映画制作会社ランドン・ヴァン・ゾーストとポール・トリロはニューヨークとその素晴らしいロケーションの3000枚以上の静止画を使用したストップモーション·ツアーを作成した。格好いいですね。http://paultrillo.com/
Brooklyn Brewery Mash - A trip through BK in 3000 photos from Paul Trillo on Vimeo.

2013年3月30日土曜日

書籍[x‐DESIGN――未来をプロトタイピングするために]

書籍[x‐DESIGN――未来をプロトタイピングするために]

複雑化するデザインを理解し、新たな価値創造に迫る人材の育成を目指す場、それが慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス通称SFCの「x-Design」(エクス・デザイン)プログラム。
山中 俊治 (著, 編集), 脇田 玲 (著, 編集), 田中 浩也 (著, 編集), 坂井 直樹 (著), 岩竹 徹 (著), 加藤 文俊 (著), 中西 泰人 (著), 藤田 修平 (著), 筧 康明 (著), 水野 大二郎 (著)


















さまざまな分野のデザインの垣根が取り払われつつあるいま、一つの「モノ」を作り上げるには、幅広い視野で統合的にデザインすることが必要だ。「クリエイティヴ・マインド」を研究の基本的な推進力・原動力として持続しながら、 開発力x表現力、技法x技術、論理的思考x美的直観、作り手x使い手の価値観 といった分断された諸要素をふたたび包摂・統合し具現化できるハイブリッドな素養を持つエキスパートとは――。

世界の第一線で活躍するデザイナーやアーティストをディレクターとした、「モノづくり」の新しい形を探る10の実験工房の活動とその成果を追う。 http://amzn.to/YlbgHv


















「x‐DESIGN――未来をプロトタイピングするために」の一文 _坂井直樹

私自身の人生の46年間もの長い期間、主に繊維メーカー、自動車会社、電機メーカーなどの大企業へ商品開発のデザイン・コンセプト(イメージとしてのプロダクトデザイン)を提供してきた。

ちょうど60才の時に、全く自身で想像もしてこなかった慶応義塾SFCのデザイン系の教員になった。自分のデザイン人生を大まかに分けると京都芸大にいた二年生の頃から(19才)から40才までファッションの世界。テキスタイルデザイン、アパレルの創業請負人的なビジネスのインキュベーター、そして40才前後の頃に日産自動車とひょんなことからBe-1のコンセプト開発に関わることになる。

そして1995年以降のインターネット革命に出会い、ブランドデータバンクという「ユーザの所有するあらゆるブランドのビックデータを集め分析するエンジン」を山田進太郎やチームラボと開発した。

つまり大まかに言うとファッション、プロダクト、インターネットというジャンルを駆け抜けてきたことになる。そういう自分自身のキャリアの投影として研究のテーマは、「アートとデザイン」「デザインとテクノロジー」「大企業とデザイン・コミュニケーション」「ビジネスとクリエイティブの間」と多岐にわたる。

多様なジャンルのクリエイターを、ほぼ毎週のように招聘し、学生がクリエイターの胸を借りてアイデアやデザインを考え発想する研究室を運営してきた。技術的には電子工作やプログラミングなどのスキル取得を研究課題に置き、主に久下玄が指導してきた。

無事任期を勤めることが出来たのも同僚の先生方、学事の方々の手厚いサポート、そして何よりも知的好奇心と意欲溢れる学生達のエネルギーがあってのことだった。皆様に感謝!

2013年3月29日金曜日

「ノンデザイナーズ・デザインブック」というプロフェッショナルではない人のためのデザイン本が売れている理由。

「ノンデザイナーズ・デザインブック」は、Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 今日は58位(ちなみに昨日は19位)本 > アート・建築・デザインのカテゴリーでは1位、一般的にデザイン関係の書籍はそんなに売れることはない。しかし、この書籍はベストセラーランキングで常に上位に入っているロングセラーだ。

複数のシリーズがある












気になって調べてみると、内容説明に「プロデザイナーでなくったって、かっこいいデザインをしたい! そういう人のための、レイアウトデザインの基本書」と書かれている、確かにそうだ!デザインのプロよりアマチュアが圧倒的に多数のはずで、そこをターゲットにしたのは賢い。
名刺デザインの基本レイアウト
















読者対象には、「本書は、デザインを正式には学んだことがないけれども、デザインする必要がある人たちのために書かれています」自分で広告を作っている広報関係者やショップオーナー、見栄えのよいレポ-トを作成したい学生やビジネスパーソン、聴衆を惹きつけるプレゼンテ-ションを制作したい人、などなど、「デザイン」に何らかの関わりがあり、かつプロフェッショナルではない人のための本。とある (Amazonから引用)
 

2013年3月28日木曜日

デニムの製造工程を超リアルなCGで再現したG-Star RAW初のCM「The Art of RAW」
















デニムブランドのG-Star RAWの初CM「The Art of RAW」2013年春夏グローバルキャンペーン、アイデンティティともいえるローデニム(生デニム)をPRする内容だ。音楽はエレクトロ・ハウスミュージシャンSkrillex(スクリレックス)の「Puppy」。綿花から生まれた糸が染まり、織られ、黄色のダブルステッチとリベット、織の構造やインディゴコットンの風合い、やがてデニムが形作られていく様子をリアルなCGアニメーションで描いた「The Art of RAW」












デニムの制作工程一つ一つが美しく分かりやすく流れるような自然な編集でデニムの誕生の旅をドラマティックに映像化した。そして、デニムと並ぶ「The Art of RAW」の主役がスケルトン・ドッグ。アニメーションにおいては、スケルトン・ドッグをスーパースローモーションで描画し、キャンペーン全体のメインビジュアルとしても使用されており、香港の地下鉄では一緒にレースが出来る仕掛けが展開されている。

2013年3月27日水曜日

「誰もが製品です」と語る - エディ・リンさんの名刺

人は誰もが製品であり、製品(自分)がより良く見えるようにドレスアップしている。製品がより多くの価値を生じるように学ぶ。また我々は、自分自身を売り込むためにソシアライズする。SNSも同じことかもしれない。















この作品を見て「アンディ・ウォーホル語録」を”みんな機械になって「誰も彼もみんな同じになればいい」”を思い出した。しかし、このバーコードをスキャンすると、どんな情報が見ることが出来るのだろうか?
Everyone-is-a-product-Eddie-Lins-Business-card
















アンディ・ウォーホル語録「とらわれない言葉」という本をぜひ読んでもらいたくてお薦めする。「ビジネスで成功するっていうのは、何より魅力的な芸術だと思うね」「自分について何か書かれていても、その内容は気にしちゃいけない。大事なのは、どのくらいのスペースが割かれているかだ」

2013年3月26日火曜日

「大量生産をやめろ!手作り品を買え!」というスローガンのもと、手づくり品を売る「Etsy」が世界に拡大




























MAKERSブームの中、手づくり品マーケット・サイトの「Etsy」が急成長している。これだけの規模で手作り品を作りたい人と買いたい人が存在していると言うこと自体が驚きだ!
「大量生産をやめろ!手作り品を買え!」とプリントされたTシャツ
























2012年の売上高は前年比70%増の8億9,510万ドルで、12年の会員数は、11年から1,000万人増加して2,200万人となった。開設されてからの7年間では、1,400万人が1億件の買い物をしている。Etsyの利益は、取引1件につき3~3.5%の手数料と、リスティング1回につき20セントのリスティング費用だ。
販売者の利益は、米国とカナダが最も大きく、中国、英国、オーストラリア、インドが僅差でそれに続いた。12年の売り上げランキングでは、アクセサリーが首位、ウェディング用品や衣料品、インテリア用品の売上高も増加した。

2013年3月25日月曜日

アートクラス広告の刷新:ヌードデッサンコースのユニークなアドバタイズ















どのようにヌードデッサンコースをアドバタイズしますか?今までに何度もポスターを壁に貼ったり、十年間も地域の小さな新聞広告を出したりしても、たいした効果が無かった。しかし今回クリエイティブデュオのWriggles & Robbinsは全く新しいアプローチで、この短い広告ムービーをロンドンのブッククラブで作成した。13個のイーゼルがモデルを囲み、それぞれの角度で描いた13枚のヌードデッサンをストップモーションビデオにして見事に3Dのモデルをムービーで再生した。
Life Drawing at The Book Club from Wriggles & Robins on Vimeo.

2013年3月24日日曜日

寿司は“SUSHI”として今や世界中に広まっている。今回はそんな世界の“SUSHI”のデザインを見比べてみよう。

エビの天ぷらなど裏巻きにしてマグロのタタキやアボカドを乗せたハワイの「ゴジラ(ドラゴン)・ロール」






















3月6日~8日、幕張メッセですし職人世界大会「ワールドスシカップジャパン2013」が開催された。日本を含め世界13カ国から18人の寿司職人が参加した個人部門で、見事最優秀賞に輝いたのは、なんと日本人の寿司職人では無くデンマーク人のペピ・アネフスキ氏であった。
ウクライナやモルドバ、シンガポールと参加者の顔触れも見ても分かるように、寿司は“SUSHI”として今や世界中に広まっている。今回はそんな世界の“SUSHI”のデザインを見比べてみよう。機会があればぜひ実際に食べ比べてほしい。続きは、、、 http://pdweb.jp/column/c_j_design_1303.shtml

2013年3月23日土曜日

音によって魔法のようにジグザグに水流の形状が変化する。
















水を流したとき24Hzの*正弦波を通した時に起きる水の形状の変化だ。水の流れが24Hzの正弦波を生成するオーディオスピーカーにさらされているときにも起こる現象。魔法のようにジグザグに水流の形状が変化する。 
バネによって吊り下げられた重りの振動は、平衡点まわりでは正弦波として近似できる。正弦波(赤色)と余弦波(青色)の関数グラフ(wikipedia)   brusspup


2013年3月22日金曜日

ナイキ・エア・ブランドとオリジナルの紙で作られた作品を組み合わせたインスタレーション。

"ナイキ・エアの再発明"と呼ばれるプロモーションのためのショッピングモールを展開した。主要製品のナイキ・エア・ブランドとオリジナルの紙で作られた作品を組み合わせたインスタレーション。















このブースを提示するためにナイキスタッフは韓国のスタジオMomotと働いた。最近韓国のクリエイティブがクォリティーを上げている。
Nike Air Reinvented from INGEE HONG on Vimeo.








2013年3月21日木曜日

「capsule」も「Perfume」も「きゃりーぱみゅぱみゅ」も、作詞作曲は中田ヤスタカだ!川田十夢

あるエンジニアのイベントで川田十夢という異才と出会った、それから3〜4回会っている。世には「AR三兄弟」として自らをブランディングし、活躍している。その十夢が「capsule」も「Perfume」も「きゃりーぱみゅぱみゅ」も、作詞作曲は中田ヤスタカだということに当然のこと気づき、そのキュレーションの微妙な差異をタグクラウドで言葉から検証している。非常に面白い!
以下は川田十夢の「シンガーソング・タグクラウド 第七回 中田ヤスタカ」から capsuleもPerfumeもきゃりーぱみゅぱみゅも、それぞれを改めて捉え直すことで、どうやって異なる三種のフレイバーを使い分けているのか。
















何を繰り返すことによって、テクノポップを加速させているのか。何を削ぎ落とすことで、洗練されているのか。タグクラウドを使い言葉から検証したい。歌詞の中で頻出単語の上位30位までを解析したのが、以下のランキングである。
続く〜〜 warapappa.jp
AR三兄弟の長男「川田十夢」さんは企画書を書店に並べるという見事な禁じ手を使い、「AR三兄弟の企画書」という本を出版した。sakainaoki.blogspot.jp

2013年3月20日水曜日

大量の日常的な素材を使って非日常の世界を構築すると不思議なことに素材そのものの意味や特性が消失する。

















極細糸で大量の羽毛を吊すフランス人アーティスト、イサ・バルビエによるインスタレーション。抽象的で幾何学的なボリュームを空間に繊細で美しく構成した作品。吉岡徳人さんもストロー150万本を積み上げたインスタレーション「TORNADO」を行っている。このように大量の日常的な素材を使って非日常の世界を構築すると不思議なことに素材そのものの意味や特性が消失する。



http://www.isabarbier.fr/
http://www.documentsdartistes.org/artistes/isabarbier/repro.html


2013年3月19日火曜日

作家のエージェント会社「コルク」を設立した編集者佐渡島庸平が描く「音楽事務所」のような役割を持つ「作家エージェント」構想とは?


挿絵描きがイラストレーターになり、商業図案家がグラフィックデザイナーになった。僕は「商品開発プランナー」をコンセプターと再定義した。そうすると「コンセプターとは?」という取材が山盛り入りメディア露出は最大化した。佐渡島さんのケースも、出版社の「編集者」が「作家エージェント」となると役割の定義が大きく変わるだろう。こういうように職種の呼称が変わるときは、その水面下で世の中の仕組みが大きく変わるときだ。















佐渡島さんは、2002年に講談社に入社した後、一貫して『モーニング』編集部に所属。井上雄彦『バガボンド』、安野モヨコ『さくらん』や『働きマン』のサブ担当を経て、03年には自らの東大受験経験を生かし、三田紀房『ドラゴン桜』や『エンゼルバンク』をプロデュースした。さらには、小山宙哉の『宇宙兄弟』を、累計1000万部を超すメガヒットへと育て上げた。その佐渡島さんが編集者という仕事を再定義する「作家エージェント」は「作家と作品の価値を最大化すること」と考え作家エージェント会社コルクを立ち上げた。

















佐渡島:かつて歌手をCDデビューさせ、それを大量に売るノウハウを持つ音楽レーベルが、音楽業界の王様だった。ところが、デジタル化によりCDの販売は大きく落ち込み、「レーベル」の求心力は低下。代わって力を増したのが、CD販売、音楽配信、ライブなどをうまく組み合わせて、アーティストを売り出せるエイベックスのような「音楽事務所」だ。この話を出版界に当てはめれば、「音楽レーベル」が雑誌や出版社であり、「音楽事務所」が、作家エージェントとなる。

















佐渡島:「音楽業界でレーベルの力が弱まったのと同じように、雑誌の力も弱まっていくと思う。レーベルの力が強いときは、ミュージシャンは、レーベルの人と話してCDデビューが早く決まったほうがよかった。でもレーベルの力が弱まっていくと、ライブやいろいろな生かし方を探してくれる人のほうがよくなる」つまり、デジタル化は、作家エージェント業にとって強力な追い風となるわけだ。


http://corkagency.com/
http://toyokeizai.net/articles/-/13262

2013年3月18日月曜日

紙を折ったり、切ったり、重ねたりして生じる影が、立体感を描き出している。紙の使い方とレイヤーが実に巧みな作品。

































どのようにして描写していると思いますか?見れば見るほど複雑になります。使われているのは、全て紙の様に見えます。その紙を折ったり、切ったり、重ねたりしているように見えます。それによって生じる影が、より立体感を描き出しているようです。紙の使い方とレイヤーが実に巧みな作品です。またラインも大変美しいです。































エストニアの首都、タリンを拠点に活躍する”Eiko Ojala”によるものです。イラストレーター、グラフィックデザイナー、アートディレクターの肩書きを持ちます。"Young illustrators Award"にノミネートされるなど、世界的に注目をされているアーティスです。

















































<Eiko ojala>http://www.ploom.tv