2012年5月31日木曜日

ドイツミュンヘンに"The Chaos Tattoo Studio"という有名なタトゥースタジオ。そのスタジオが製作したポスター。

タトゥーは紙やデジタルの媒体では、その魅力や存在が伝わり難いのだろうと考えられます。そこでこのスタジオは牛の皮にタトゥーを施し、ポスターにしたのです。

















紙などではなく、本物の皮をポスターにすることで、タトゥー独特の価値が損なわれない状態で、ポスターにすることに成功しています。
タトゥーが施された牛皮のポスターは、日本の駅などで、他のポスターと共に並んでいたらインパクトは絶大でしょう。ただ、日本では少し問題になってしまうかもしれませんね… <Chaos Crew Tattoo Studio>http://chaoscrewtattoo.com/

2012年5月29日火曜日

オマール・オルティスによるハイパー・リアリズムといわれる写真のようにリアルな絵画

アーティストのオマール・オルティスの美しいハイパーリアリズムと言われる絵画。焦点深度と肌の反射の光を造形するための技法を駆使している。京都芸大の油絵の教授鶴田憲次とルーツは同じ写真のように描写することに挑んでいる画家の一人オルティス。そういえばフェルメールも写真を使って描いたという伝聞を読んでいる。



















また絵画の前に作者が立つとオルティスの絵のリアリティーの度合いが希薄に見えるのはなぜだろう。
http://omarortiz.wordpress.com/ 





















これは写真ではない、人間が筆で描いた絵だ。形を描いているのではなく、彼の目に映る光を描いているそうだ。鶴田憲次
http://sakainaoki.blogspot.jp/2011/01/blog-post_09.html

2012年5月28日月曜日

慶應SFCにも多様な社会的課題をはらむファッションデザインから考えるクリティカルデザインの推進者の一人水野大二郎さんが教員に。

慶應SFCにも多様な社会的課題をはらむファッションデザインからデザインを考えるという、クリティカルデザインの推進者の一人「水野大二郎」さんが教員に加わりました。1979年、東京生まれ。Royal College of Art 博士後期課程修了、芸術博士(ファッションデザイン)。京都造形芸術大学非常勤講師/同大学ウルトラファクトリー・クリティカルデザインラボ 現在SFC環境情報学部 専任講師

 












このムービーのモデルはジュリア・オリニック、クライアントはLouis Vuitton,Damir Doma,Marni,Burberry Prorsum, Dsquared, Noel Stewart, Belmacz and more.他  
ジェイソン・エルのファッション・ムービー格好いいです。

2012年5月27日日曜日

壁に投げつけて突き刺さったナイフで見事なタイポグラフィーを構成しています。




















イラン人のアーティストFarhad Moshiriは、壁に投げつけて突き刺さった大量のキッチンナイフで「Life is Beautiful」 と「I got Sunshine」の見事なタイポグラフィーを構成しています。
  
FARHAD MOSHIRI "Life is Beautiful" 2009 "I GOT SUNSHINE" 2011 http://www.perrotin.com/artiste-Farhad_Moshiri-40.html#

「現代ビジネス」という講談社のWEBマガジン/コラムのタイトルは「デザインのたくらみ」

このブログを読んで頂いている読者の皆様へお知らせがあります。最近WEマガジンの連載が増えつつあります。その中でも「デザインのたくらみ」は、ビジネスマンにもわかりやすいように、ネットワーク社会によって変貌していく「デザインと経営の関係」を書いていきます。 













記念すべき第一号のテーマは "アップルのデザイン経営が生み出した「エコシステム」は新陳代謝を繰り返す" 月一回のペースで書いていきますが、調子が出ればもっと頻度は増やしていきます。 














なぜソニー、パナソニック、シャープが合計すると一兆円もの赤字を出したのか?しかもテレビで!その理由を分析したいという強い動機がありました。このままでは日本の工業が崩壊するのでは、という危惧と同時に、日本の工業が必ず再生して欲しいという思い。デザインを活用した再生への解決策の一つを提案しています。

(本文の一部)
巨額の赤字に苦しむソニー、パナソニック、シャープといった国内大手家電メーカーも「良いデザインの商品」を作る努力を行ってきたはずだ。ただアップルと違ったのは製品だけをデザインの対象としたことだ。企業のデザインセンター(あるいはデザイン本部)は、スティーブ・ジョブズのように企業全体のあらゆるデザインに関わることが出来るのか? それは残念ながらNOだ。なぜなら各事業部は縦割りで、権限が分離されているからだ。

しかし、そういうルールを縦横無尽に破壊し「デザイン経営」を実現したのがジョブズだった。「デザイン経営」という言葉はジョブズの活躍の後、たびたび聞くこととなった。さらに「デザイン・シンキング」という言葉も耳に馴染んできた。これらの一見新しい魔法ツールのようなデザイン観は、皮肉なことに経営者やコンサルタントなど、デザイナー以外の人々から支持され始めた。ただし、デザインの意味は元来、色やカタチよりも設計やシステムを指すものなので、本来の意味に戻っただけとも言える。続きは⇨http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32613

2012年5月26日土曜日

濱口秀司さんは、論理系のデザイン戦略ディレクターの第一人者だ。今回はTEDのプレゼンテーションの映像。

いまデザイン業界以外の方がデザインに強い興味を持つという現象がある。僕もつきあいのある濱口秀司さんは、そういう現象を作った論理系のデザイン戦略の第一人者だろう。今回YoutubeでTEDのプレゼンテーションをアップロードされたのでご紹介したい。

ポートランドのデザイン/コンサルティング・ファーム ziba の戦略ディレクターであり、イントラネットやUSBフラッシュメモリーをつくったイノベーター。制約条件が無い方が色んなアイデアが出るというのは幻想。制約条件が無い状態での発想は途端に枯渇する。そしてコンセプト作りの本質は制約の無い世界からなんとかして制約条件を生み出すところにある。だから難しいのだと思う。「create before being creative.」など名言が多くある。
TEDxPortland - Hideshi Hamaguchi
 

濱口さんの信奉者で僕も良く知っている岩原一平さんのブログから 

人と「違う」アイデアの作り方 

zibaのワークショップも3日過ぎました。濱口さんが、天才じゃない人が「違う」アイデアを生み出す方法について説明して下さったので紹介します。まず、未来のロボットをデザインする時どんなロボットを想像しますか? 
















濱口さん曰く、ziba、IDEOが考えても大体あなたと同じようなアイデアを出すでしょう、とのこと。人間はどんなアイデアを出す際にも固定概念を持っており無意識にバイアスがかかったアイデアを出してしまします。この場合、「ロボットは人間を助ける物」というバイアスを無意識に持ってしまいがちです。そうすると出てくるアイデアというのはそんなに違わない物になります。ベクトルに例えると、ロボットが人間の方向を向いている状態です。 
















ここで濱口さんが言うのは、そのベクトルの向きを逆にしてみるということです。人間がロボットを向いている、という図です。

















続きは、、IWAHARAIPPEI.COM
http://iwaharaippei.blogspot.jp/

2012年5月25日金曜日

数分間で世界を一周するような時空を飛ぶ文化はYoutubeが生み出した。この映像も世界中を旅する写真家キエン・ラムの一年間にわたる体験の凝縮版。
















世界中を旅する写真家キエン・ラムの一年間にわたる旅の体験の凝縮版。17の国、343日という時間6237枚の写真、このショートフィルムを作るために6000枚以上の写真をつないだ作品です。
  
僕はこの類の数分間で世界を一周するような文化はYoutubeが生み出したのではないかと考えています。忙しないようで静かな時間が流れています。時空を飛ぶとは、こういうことでしょうね。
http://kienlam.net/around-the-world

2012年5月24日木曜日

大胆な色とレイアウトあるいは鉛筆画風のタッチと従来の入れ墨のデザインと違いユニークです。

僕は入れ墨をしていないのですが、昔からかなり強い関心を持っています。いろいろ見てきた従来型の入れ墨の典型的なタイプとは距離を持っていて、このタトゥー・アーティストのPeter AurischNSFW)の作風はかなり個性的です。


































大胆な色とレイアウトあるいは鉛筆画風のタッチと従来の入れ墨のデザインと違いユニークです。彼の作品は、これまでにタトゥーで見たものとは違っていることを追加すると「幾何学的なラインの美しい混在」です。peterPeter AurischFacebookページで多くの最近の作品を見ることができます。 

2012年5月23日水曜日

肉体が躍動する、大変美しいカナダ国立バレエ団の映像です。














この映像は、カナダ国立バレエ団の新しいPR映像です。Guillaume Côtéというダンサーが、ソロで踊っています。鍛え上げられた肉体で、その肉体の可能性を最大限まで発揮したパフォーマンスは圧巻です。最大限まで発揮された故に、見える圧倒的な美しさがあります。

2012年5月22日火曜日

ARを使用した砂場のイノベーション。

こういうARの使い方は、また新たな可能性を感じさせますね。リアルタイムでキネクトが砂場をセンサリングし、色づけされた等高線付きの地形図をプロジェクションします。














さらにこのシステムはリアルタイムで、ユーザがバーチャルの水を注いだりする事も可能です。少し設定を変えるだけで、水の他にも溶岩など、子どもの想像力をかき立てる表現が可能ですね。
  
この砂場は”Oliver Kreylos”によって実装されました。キネクトを使い、単なる砂場を新たなインタラクティブな環境、ゲームへと進化させていますね。 http://www.nytimes.com/2010/11/22/technology/22hack.html?_r=2

2012年5月21日月曜日

ライザの作品は常に無数のビーズを使い、作品の表皮を覆います。実物大の“アメリカの典型的な庭”では、25万本もの芝草や芝刈り機、洗濯物までがすべてビーズ。




















ちょっと写真では解りにくいのですが、全ての作品の表面はビーズで覆われています。草間弥生もそうですが、この卵っぽいものを無数に使うアーティストはなぜか?女性ですね。この作品を制作したライザはミック・ハガティーとともに友人つきあいが始まって十数年が立ちました。LAに行くと広大な土地に五棟の家が建っている彼女の自宅兼アトリエがあります。そのうちの一棟を借りて勝手気ままに僕は遊んでいます。
僕の部屋の前の庭

Mick+Liza+Sakai


ライザ・ルー(Liza Lou)の『裏庭』は日本でも展示されました。数えようがない無数のビーズを使い、3年の歳月をかけて制作された。美しく怖い?実物大の“アメリカの典型的な庭”で、25万本もの芝草や芝刈り機、洗濯物までがすべてビーズで再現されています。クレージーですね。ケータイのデコが巨大になったと想像してください。 



























テーブルの上にはサンドイッチや倒れた缶からこぼれ出したビールまでデコっています。ありふれた日常の風景が、狂気のような大量のビーズがピクセルのように置き換えられた空間に変わります。ビーズをつなぐ気の遠くなるような作業は、南アフリカのアトリエのボランティア約100人の手を借りて完成しました。しかし、ライザは写真でわかるように小柄な美人で、ごく普通の生活をしているように見えます。会ってもアートの話などは一切しません。米国ではとても有名なアーティストですがマネージャーもつけず、自分一人ですべての仕事をこなしています。



2012年5月20日日曜日

家族のコミュニケーションのために撮影された生き生きとして子ども達の写真「子供たちはアイディアの尽きないクリエイター」























これらの写真はある目的の為に、Jason Leeによって撮影されました。ウェディング・フォトグラファーとして活動していた彼、ある日、彼の母がある病気であることが判明しました。そしてそれによって、よく風邪を引く娘達を母のもとへ連れて行く事が出来なくなったのです。そこで彼の母に、孫達や家庭の様子を伝えるために、ブログを開設し、写真を載せ始めたのです。















家族のためのブログだったのですが、いまや大変なアクセス数です。芦田愛菜ちゃん状態ですね。世界中のお婆ちゃんやお爺ちゃんが見てるに違いありません。 これらの写真のアイディアは、主にkristin(8歳)とkayla(5歳)の娘達から提案されています。一枚一枚の写真には落ちがあります。「子供たちはアイディアの尽きないクリエイター」




http://kristinandkayla.blogspot.jp/