2012年3月31日土曜日

ネオンで出来た内蔵、アナトミカル・ネオンは美しすぎる吹きガラス照明のシリーズです。

解剖学的なネオンはエネルギーが人体によって、いかに使用されるかに焦点を当て制作しました。北ウェールズのアーティスト、ジェシカ・ロイド·ジョーンズによる吹きガラス照明のシリーズです。きれいですね。






























脳波は、電気プラズマを移動、表示を通じて、運動や感覚、物理現象として、神経学的処理活動を伝えます。視神経はより眼の血管に似ていて、"レンズ"と光の強度と同様の効果を示しています。心臓は赤いネオンガスに照らされ、人間の心を表現したものです。とやや難解な説明で翻訳が適切かどうか自分でも怪しい。
http://www.jessicalloyd-jones.com/page19.htm

2012年3月30日金曜日

砂浜に表れた巨大アート作品




















これまでも幾つか巨大絵の記事がありましたが、どうしてアーティストは、このような行動を取るのでしょう? 以前の記事 http://sakainaoki.blogspot.jp/2011/07/blog-post_25.html サンフランシスコを拠点に活動している、Andreas Amador、彼がこれらの砂浜に描く巨大アートを行いました。御覧の通り、これらの作品は限られた時間しか存在せず、刹那的です。またこの作品は、なんと熊手のみで描かれました。石庭の様なものから、宇宙人が描いた様な幾何学なものまであります。 http://www.andresamadorarts.com/

2012年3月29日木曜日

コンピュータマニュアル本を削り人間の頭蓋骨をほぼパーフェクトにレンダリングした。


Maskull Lasserreというアーティストの作品。彼は、古くなった分厚いコンピュータマニュアルを削り人間の頭蓋骨をほぼパーフェクトにレンダリングし頭蓋骨の形状を具現化した。このA Skull of Booksは3Dであり、2D(薄い紙の集積の本)でもある。




2012年3月28日水曜日

2011年のある女の子の一年(365日)を撮影したライフログ。













Madelineという女の子は、365日動画を撮影し続けました。そして、その中から1日を1秒で表現し、7分35秒間に1年を凝縮させました。












日常からイベントまで、彼女のライフスタイルが実に伝わってきます。ストレージも大きくなりクラウドも活用できる。デジタルデバイスも手軽になった。その結果こういうことを誰もが出来る時代になったんですね。
Girl from LA made her 2011 video - 365 days online

2012年への人生のモチベーションにするために、彼女はこの動画を制作しました。短い時間で1年間を表現するというのは、なかなか興味深いです。何名かの1年をまとめ、それを公開したら、興味深い作品が出来そうです。

2012年3月27日火曜日

可燃性の燃料で描いたアート「Fire Drawings」














燃料が焼けた後が、何かの儀式のような作品です。これらの作品は、ロンドンを拠点に活躍する"Studio Glithero"が製作したものです。「Fire Drawings」と名付けられた様に、木製のパネルに可燃性燃料でエッジングし、その後に火をつけ、燃やします。




























制作者によると、この作品の主役は「火」なのだそうです。火は時間をかけて可燃性燃料の道を進み、進んだ道が燃焼の後として残る訳です。製作過程が魅力的な作品です。

2012年3月26日月曜日

慶應SFCエクス・デザイン展 2012、今日のシンポジウムは、どちらもお勧めです。

昨日は多くの方が XD展にお見え頂いたこと、感謝いたします。またXD展2012は、今日が最後になります。お時間のある方は、ぜひお見えください。今日3月26日(月)は、二つのシンポジウムが開催されます。

(1)14:00~15:30「ソーシャル・ファブリケーション」
田中浩也×ミズノ大二郎×ゲスト:藤原徹平

(2)16:00~18:00 『メディアと立体物の交差点』
高橋 裕士 (WOW代表取締役社長)×鹿野 護 (WOWアートディレクター)×鈴木 康広 (アーティスト)×坂井 直樹 (政策・メディア研究科教授)×山中 俊治 (政策・メディア研究科教授)




















画像は坂井研コーナーにあるシュウゾウ・アヅチ・ガリバーの作品、壁にはATCG」 と名付けられた40年以上もの付き合いのある芸術家ュウゾウ・アヅチ・ガリバーの艶っぽい作品。「巨大なスタンプはヌードの男女であり、ATCGは我々の精神のヌードである。」


















1.作品名
シュウゾウ・アヅチ・ガリバーのART
2.展示者
シュウゾウ・アヅチ・ガリバーは、日本の現代アート作家
3.説明文
エクスデザインは「アートとテクノロジー」あるいは「芸術と科学」の融合領域のデザインと定義されている。であれば、その一方の極アートをXD展に置いてみたらどうだろう?と言う試みだ。

坂井直樹の”デザインの深読み”: 「ATCG」 と名付けられた40年以上もの付き合いのある芸術家アヅチ・シュウゾウ・ガリバーの艶っぽい...

坂井直樹の”デザインの深読み”: 「ATCG」 と名付けられた40年以上もの付き合いのある芸術家アヅチ・シュウゾウ・ガリバーの艶っぽい...: 彼自身による文章は一見難解だが「 ” 性 ” 〔生殖)の発見において、 ” 不死性 ” と ” 進化のための機構と性の喜び ” とを交換したのでは?」というのは、良く考えるとわかりやすい。イタリアのあるホテルにおかれた巨大な ATCG のスタンプ、壁には赤と緑のインクで押された...

2012年3月25日日曜日

額縁とタブレットを使ったマジック














額縁を使ったトリック、こういう切り返しが見るものに強烈なインパクトを与えるんですね。ハワイでBen BoutwellとStevenAlanが作ったインパクトのある映像です。テレビコマーシャルにも使われたようです。
Frame of Mind

光の絵画の予測の付かない自然な動きが不思議な世界を見せます。

ヘルシンキで活躍する写真家のJanne Parviainenが光で骸骨を描いています。





2012年3月24日土曜日

坂井研究室は今年もFXD展に出展致します。会期は明日25日(日)と26日(月)

FXD展は慶應SFCのX-DESIGNプログラム所属研究室による合同展示会です。
http://xd.sfc.keio.ac.jp/xd2012/

”デザインにもいろいろな考え方がありますが、僕はやっぱり「商品」をデザインしたいんですよね。市場をつくるものに興味がある。つくったものが、我が子のようだとか、作品だとは思いません。社会の反応が、作品なんです。”
http://xd.sfc.keio.ac.jp/features/2012/interview-sakai/















今年度のFXDにおいて、坂井直樹研究室は、インタラクションを盛り込んだ作品を多数展示し、ご来場頂いた方に楽しんで頂きます。アート、デザイン、テクノロジーの交差点を意識した作品づくりに研究室で取り組んだ成果をご覧頂きたいと思います。
http://xd.sfc.keio.ac.jp/xd2012/works/#sakai-lab

坂井直樹の”デザインの深読み”: 慶應SFC_2012年度 XD展の教員とゲストによるシンポジウムの一覧です。 (Ustream配信予...

坂井直樹の”デザインの深読み”: 慶應SFC_2012年度 XD展の教員とゲストによるシンポジウムの一覧です。 (Ustream配信予...: 昨年のXD展2011_慶應SFCのXDプログラムの所属研究室による合同成果発表会の事例です。 参考までに! 今年度もXD展が3月25日(日)と26日(月)に、東京デザインセンターBF ガレリアホールにて開催されます。 http://xd.sfc.keio.ac.jp/ne...

宇宙に到達したLego、おもちゃのスペースシャトルが宇宙にまで到達しました。














ルーマニア出身のRomaniaさんが、スペースシャトル"era"退役へのトリビュートとして、Legoのeraを宇宙(正確には地球と宇宙の間)へ飛ばしました。1600gのバルーンとヘリウムが、Legoのスペースシャトルを最高高度35000mまで上昇させました。ちなみにこのLegoはGPSを搭載しており、打ち上げ場所から240km離れた場所で回収されました。宇宙と童心の良い話ですね。

2012年3月23日金曜日

POCHUTER~キスする電脳ポスター~

いわゆる確信的オタクの小川慶大とノマドの仲川孔望が制作したモノです。慶大は卒業後パイロットの道を選びました。こういう作品も許容する自由なSFCとご理解ください。

「ファッション化する"アイドルカルチャー"への対抗」とのこと。ただの流行としてのアイドルではなく、真にアイドルを生きがいとするひとに届けたい。彼らの多くは学生時代モテなかった男性たちであり、可愛い女の子に必要とされることに喜びを感じている。















POCHUTERはキスの醍醐味にこだわりました。ポスターにキスをするように、モニターにキスをしよう。顔を近づけることで、画面の中の彼女はキス顔へと変化していきます。無機質なキスからの卒業、相手と息を合わせる感覚。これは何事にも変えられない日々の潤いとなるでしょう。

POCHUTERは改良の余地をあえて残しているアプリケーションです。ユーザーそれぞれの楽しみ方をシェアできるネットワークも提案します。例えば、ネットワーク上に自由にキス画像をアップできるようにすれば、そのダウンロード数は、人気がはっきりとわかる指標となるでしょう。アイドル志望の登竜門としても活躍できるはずです。

坂井直樹研究室
コンセプト・デザイン : 小川慶大
撮影・ディレクション : 仲川孔望

ホテルの部屋に入るとそこには…ファンの心を鷲掴みにするキャンペーンです。

ハイネケンが行ったキャンペーン。旅行客が部屋に、入るとそこには…欧州サッカークラブの最高峰を決める大会、欧州チャンピオンズリーグ。その試合を観戦しに来た人々が泊まるホテルで、このキャンペーンは行われました。













部屋に入るとそこには、ビッグイヤー(European Champion Clubs' Cup)が置かれているのです。宿泊客の反応は…みんななんと無邪気なことでしょう!!そして、無邪気に楽しんでいるところにドアをノックする音がし、ドアを開けると…『CHERS!』のメッセージとハイネケンのビールがあるのです。

サッカーファンの心を掴む、粋なキャンペーンです。欧州にとってサッカーが文化であることが伺える。そのターゲットに見事に合わせたキャンペーンですね。

2012年3月22日木曜日

ミツバチの群れからインスピレーションを得た森の中の人工のクラウド



















ミツバチの群れからインスピレーションを得た新しい写真のシリーズをトーマス・ジャクソンが撮り始めました。森の中をミツバチの群れのように空中を浮遊する、小さなアイテム(葉やカップなど)で構成された大きな固まり、何だか不思議な感じがします。

トーマスによるとまだスケッチの段階だと言います。それにしては充分にファンタジーがある画像ですね。大都会にこのようなものが浮遊しているのもありますが、森の中の方が良い違和感ですね。


何とも美しい、ハイクオリティーな広告、Levisが韓国国立バレエ団と映像制作を行いました。














この映像はLevisの"STRETCH to FIT"の広告です。ストレッチを特徴とした商品であり、映像を見るだけでもその特徴が見えてきます。スタイリッシュかつ、美しい映像であり、デニムへのイメージが変わります。













駅のプラットフォーム、日常の街、ビルの屋上でジャンプすると、シーンが切り替わって反対車線以外まったくクルマの走っていない非日常の道路、夜の街、出演者は一切言葉を発することなく身体でコミュニケーションをとる。
Levis Ballet Commercial - Stretch Jeans - (Full Version)

今日はスタイリングを見せるのみではなく、多様なアパレルの見せ方がブランドや商品の世界・価値を伝える手段になってきています。
Levi's Ballet Commercial - Making Of(メイキングも面白い。)

2012年3月21日水曜日

坂井直樹の”デザインの深読み”: 生物の模倣から生まれた運動する指輪

坂井直樹の”デザインの深読み”: 生物の模倣から生まれた運動する指輪: カンザスで活動する金属細工師と宝石商のDukno Yoonはリング、ブレスレットなどを指や手首の屈曲のフリックによって引き起こされる運動によって、鳥の動きを模倣するデバイスを作成しています。簡単な構造ですが、以外に気持ちよい動き。

2012年3月20日火曜日

手で作ったフォントは、ジェスチャーの動きによって動くタイポグラフィーの実験だ。












手作りのタイプは彼女の手に描かれた黒ベタでアルファベットの形を作成され、手に作られたアルファベットがジェスチャーによって字体がゆがめられ動きを作られていく。デザイナーTien-Min Liaによるフォントの実験だ。個々の文字は大文字と小文字、時にはイタリック体と手書きの両方の文字の「すべてのバリエーションに対応され利用しなければならない」という制約を与えたことが良い結果につながったように思う。
Handmade Type

生物の模倣から生まれた運動する指輪

カンザスで活動する金属細工師と宝石商のDukno Yoonはリング、ブレスレットなどを指や手首の屈曲のフリックによって引き起こされる運動によって、鳥の動きを模倣するデバイスを作成しています。簡単な構造ですが、以外に気持ちよい動き。最近また鳥の動きを探るメトロノームのシリーズにも取り組んでいるようです。


自然が長年かけ創造した木目から生まれる音、年月や太陽の角度などのデータを読み込んだ神秘的な音です。

ドイツ人アーティストBartholomaus Traubeckが製作した『Years』という木目を再生するプレーヤー。音楽はプログラミングによるものですが、その基となるデータは木目から取得されます。木目・テクスチャー・圧さ・色などの情報を取得し、データ化していきます。


A record player that plays slices of wood.
Modified record player, wood, sleeves. 2011
異なる木によってその音色は変化し、全く同じ木目がないことから、多様な音楽がそこには存在することになります。何年もの歳月を経た木が生む音は、何とも感慨深いものがあります。
http://traubeck.com/

2012年3月19日月曜日

慶応SFC_XD展_加藤文俊研究室の根岸明子の作品「あいだで うまれる 物語」

通称ネギと呼ばれている加藤文俊研究室の根岸明子の作品「あいだで うまれる 物語」渋谷と原宿って、どこからが渋谷でどこからが原宿?そんな境目があるのかと疑問を持ってまちを見てみると、そこにはまちの空気が混じり合った、不思議な場所がありました。トーキョーの主要なまちを網羅している山手線沿線を舞台に、あいだのまちで1つずつ採集したストーリーを、29本のオムニバスムービーにしました。































恵比寿スタート、内回りverです。ぜひ、電車の中でご覧下さい。恵比寿でドアが閉まったときにスタートすると丁度いい感じです。お手数ですが、各駅で、1つのお話が終わったら止めて、ドアが閉まったらスタートして...を繰り返して­下さい。まちとまち、そして現実とフィクションが混じり合う瞬間を、ご覧下さい。
あいだでうまれる物語 (スマホ鑑賞用)

XD展の加藤研展示の会場では↓のようにiPod touchで鑑賞できるブースを作るようです。

暗闇の雪山をLEDのスーツに身を包み滑走するスノーボーダー。














暗闇の中の光と雪が、何とも言えない幻想的な世界を創造しています。この映像は、プロボーダーの"William Hughes"が滑走したものです。-25℃の極寒かつ暗闇の中を、LEDのスーツに身を包み、見事にライディングしました。撮影・ライティング・監督は、ファッションフォトグラファーの"Jacob Sutton"です。極寒の深夜の暗闇の中、三日間をかけて撮影されました。













プロボーダーのHugesは、20年間のプロ生活でこんな奇想天外な撮影は初めてだと語っています。それはそうでしょう。またこの寒さには、赤ワインと監督であるJacobの情熱によって克服したと洒落ている。
Jacob Sutton's L.E.D. Surfer

インタビュー
http://www.facebook.com/note.php?note_id=10150532030445095

2012年3月18日日曜日

壮大な雪景色に登場した地上絵。ミステリーサークルでしょうか?
















アーティストSimon Beckは、スノーシューズを履いて1日歩き回り、この幾何学の地上絵を完成させる。5~9時間かけて歩き回り、サッカー場の3倍程の広さの地上絵を描いた。2次元のパターンから3次元のパターンまで、彼のイマジネーションが広大な地に描かれている。

















彼がこの地上絵を描く理由は、何とリハビリだった。足の怪我により走れなくなった彼は、最も痛みの少ないリハビリ法として、この雪の地上絵を描いている。なんともクリエイティブなリハビリだ。エクササイズを目的とした「壮大なアート」を写真に収めることにも、彼は興味を見出している。
Snow Circles