2012年1月4日水曜日

今の政府と同じで財政が困窮した江戸当時、疲弊した大衆の心を打ち破るようなパワフルで反体制な絵を描き大受けしたのが国芳でした。

たまにはお正月らしく日本のデザイン・ネタを、江戸時代後期を代表する浮世絵師、歌川国芳は、たった150年前まで生きていた人なんですね。歌麿、写楽、北斎、広重のようなメジャー浮世絵師の中で一段ポップな反骨心一杯の絵を描きました。ちなみに、アウトローの刺青のモチーフになっている絵も、実は多くは国芳の絵が元ネタになっています。











上が歌川国芳の「相馬の古内裏」です。この骸骨は医者が見ても解剖学的に正確だそうです。今のように資料が豊富ではないと思われる時代に、墓を暴いて描いたという説もあります。下は水木しげるが国芳の「相馬の古内裏」をサンプリングした「妖怪道五十三次」の「平塚化物縄手」です。














































2011年12月17日(土)~2012年2月12日(日) に森アーツセンターギャラリーで開催される『没後150年歌川国芳展』の公式ホームページです。http://kuniyoshi.exhn.jp/



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